遺伝的アルゴリズムを使ってみよう(実施前のプロットのみ)
サボっていてごめんなさい。かえるのクーの助手の弟子の「井戸中 瑠璃」(いとなか るり」です。
まったくブログネタを思いつけないので、停滞しておりました。
仕方がないので、進化計算のシミュレーション環境を案出してみます。
このブログは風呂敷のみで、中身はありません。ごめんなさい。
異世界モノの世界観のノリで!
舞台:宇宙(環境)の生成と消滅
登場キャラ/小物/マクガフィン:
キャラ |
名前 | 補足 |
---|---|---|
創造神 | Goodle | 宿敵の柱(一部の国と地域ではKoogleと呼ばれているようです) |
破壊神 | Badle |
主柱公(コミック化するなら四葉 明日良(しば あすら)で命名かな。もち女性です) |
計算鬼 | Laplace | 事務職専任柱 |
宇宙 | Space | 環境でもある |
棒 | Pen | 正式名称はLinePen |
丸 | Acle | (注意 Appleではない!) |
精霊 | APacle | 棒と丸の複合物のうち体積のあるもの |
記録の書 | AkashicBook | |
食べ物 | DarkMatter |
おはなし
なにもない世界には創造神と破壊神がいました。
創造神はとにかくやんちゃで実験とか自由研究が大好きでした。
一方、破壊神は安定を好み何もない質素でECOな世界をこよなく愛していました。
ある日、創造神は自己組織化して創発するしくみを実験しはじめました。エントロピーとかいう詐欺的な裏技を発案し、保存則をみかけ上破綻させる方法を見つけたのです。
何もなかった世界はかくして沢山の宇宙でいっぱいになってしまいました。
うるさくて仕方ないことに腹をたてた破壊神が、重ね合わせの裏技を発案し、似た宇宙をかたっぱしからマージし、しまいにはすべてのブランチが重ね合わせとなる波動の呪いをかけてしまいました。
こうして創造神と破壊神の対立は決定的になってしまったのです。
このおはなしは、膨大な計算リソースを使いつくし傍若無人(柱も)に実験をすすめる創造神に対して、敵対的に宇宙環境のマージやパージなどの整理整頓、お掃除を進め、日々可憐に戦う破壊神のお話です。
設定
キャラ/ イベント |
設定 |
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創造神 Goodle |
宇宙(環境)を clone したり branch したりできる。 あらゆる試行錯誤ができる。混沌を好む。 |
破壊神 Badle |
宇宙(環境)を merge したり purge したりできる。 DarkMatterの分布を動的に制御できる。掃除、片付け、秩序を好む。 |
宇宙 Space |
各宇宙は固有の宇宙定数があり、各種物理現象はそれにより制約をうける。 宇宙は広がりがあり、食べ物(DarkMatter)がある。 また、宇宙の内部には棒と丸とその複合物(亜精霊、精霊)もある。
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棒 Pen (LinePen) |
Acleと結合(engage)することができる。 結合できる最大数は1Penあたり2Acleである。 ある程度伸び縮み(摂動)する。 双方向に情報を伝達できる。 Acleから離脱(secede)することができる。 単独で移動能力がある。 |
丸 Acle |
Penと結合できる。 Penとの結合には「強度」がある。 結合できる最大数はその宇宙において創造神により定められている。 Penの伝達情報を中継する。 任意のPenを離脱(secede)させることができる。 単独で食べ物(DarkMatter)の検出ができる。 近傍に他の丸があれば検出能力が向上する。単独では移動能力がない。 なお、Pen同士、Acle同士では結合できない。 |
精霊 Apacle |
丸と棒の複合体。複合することにより、情報伝達能力と運動能力を取得する。 複合体の体積に応じた食べ物を摂取できる。 複合体はHPとMPとLVを保持する。 HPとMPは食べ物によって回復する。食べ物は宇宙のどこかに偏在・局在する。移動には体積に応じたHPを消費する。ファストムーブ/ワープなどの魔法を使った場合はMPを消費する。 一定のLVに達した複合体は「記録の書」のうち、自分の「種」(パラメータ・クラス分類)に相当する箇所を参照できる。 一定の条件を満たせば自己複製する。自己複製は完全なものでなく、必ず元の個体とどこかが異なる。 |
精霊 Apacleの生成 | 元の精霊Apacleからの複製(clone)、2種のApacleからの生殖(reproduct)及び「丸」と「棒」もしくは「亜精霊」からの発生(genesis)から生成される3種類がある。 |
精霊 Apacleの消滅 | HPとMPがともにゼロとなった個体は消滅する。 |
生存戦略と記録の書 |
精霊の構成と取得した基本戦略(といえるようなパターン)のうち一定の生存期間を達成したものは「記録の書」に記載される。(この判定、記録の事務処理は計算鬼が行う)記録の書に記載された情報は各種パラメータで分類されアクセス可能可能となる。 アクセスできる記録の範囲には条件がある。 なお、記録の書は全多重宇宙で1冊のみであり、各宇宙に存在するものではない。 |
宇宙の消滅条件 |
その宇宙の精霊がすべて滅亡した場合 似た宇宙がマージされた場合 |
宇宙の生成条件 |
自由に生成可能。ただし既存宇宙と宇宙定数(各種)が(わずかでも)異なることが条件。 例外的に宇宙定数が同一の宇宙は一時的に生成されるが、計算したあと、1つだけに瞬時に選択され、残りの可能性宇宙は自動的にパージされる。(このシミュレーション上は「波動の呪いによる収束」と呼ぶ) |
精霊の分類 種 |
シミュレーションはおそらくつまらないので、せめてプロットだけでも楽しむために分類を設ける。精霊はおそらく進化/分化するので、分類は派生させていく。 水属性:ウンディーネ 土属性:グノーム 火属性:サラマンド 風属性:シルフ
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亜精霊 |
三角形のA-P-A-P-(最初のAにつながる)は体積を持たないので精霊ではない。 精霊として発生する前の亜精霊として扱う。 |
食べ物 DarkMatter |
精霊の食べ物。食べられると宇宙からは一時的に減少するが、「ゆらぎ戻し」の性質により徐々に復活する。DarkMatterは破壊神の宇宙掃除アルゴリズム(コスモクリーナー)により偏在化される。
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う~ん。構想だけでプログラムできる気がしなくなってきました。
もっともっと、シンプルにするかもしれません。
蛇の足は退化
自白:プロットでごまかしていますが、単なる丸と棒でできる疑似生物進化シミュレーション案です。
ご存じのように進化は(ドラゴン以外は)単体で進化するのではなく、群体で膨大な計算量のもと行われます。個人的にはこんなに少ない生物量でかつ短時間(種の分化がたかが数十年~数万年程度)の計算量で行われるのはおかしいと思うので、もっと裏側(多重世界)!で膨大な計算をしているに違いない!!という世界観を持っています。
そんな世界観をすこしシミュレーション案にいれてみました。
さて、そんなわけで、瑠璃のお題は進化計算にします。予習復習をがんばりましょう。
予習参考資料
https://www.ieice-hbkb.org/files/S3/S3gun_04hen_03.pdf
最近は大学でも講義されるくらい進化計算もメジャーになってきました。いろんな大学のシラバスが参照できます。