クーの自由研究

素朴な疑問を実験します。ボクと一緒に螺旋階段を頂上まで登ってみませんか?貴方の影についていきます。

計算機音楽の自由研究(準備:その2.9.6)~機械学習用サウンドデータベースをつくる(七夕編)

これまでのおはなし


ク-の住む赤星は、惑星の回転軸の北方向であるオロチ星から弾道星(ICBMISBP:Intersteller Ballistic Planetary)攻撃を受けていた。いまやオロチ星からの弾道星群は赤星域へと亜空間ドライブを解き、大群となって赤星を目指していた。
弾道星はオロチ星域にある小惑星帯で改良を重ね製造された。弾道星の規格にあう質量、形状の小惑星が選ばれ、制御装置や推進装置などの多数の装備により、兵器として完成する。多数の弾道星が分散協調して実現する「亜空間ドライブ」により何光年も先の星域の長距離攻撃が可能になった。通常空間に再突入してから自星の位置・相対速度・目標の軌道を高速に計算、補正して体当たり攻撃する高精度の制御装置を備えていた。この制御装置を攪乱するためのサウンドデータベース統合型クー」を備えた『宇宙掃除機』は、ようやく作戦宙域に到着した。探知機のスクリーンは大挙してくる弾道星のプロットでほぼ真っ白になっており、数を数えることは無駄な努力と思われた。「クー」はの創成を開始し、「ユキ」が好きだった音、そしてユキと統合した今はジブンが好きなを絶え間なく発信した。『宇宙掃除機』は蛇腹のホースの先のT字型のアンテナから、あらゆるエネルギー波に乗せた「」を放射した。最初はまったく効果がないようにおもわれたが、次第に各星の挙動にばらつきがでてきた。中には星同士衝突しそうになるものもいたが、その後は一転して挙動が安定し、今や星はすべて『宇宙掃除機』を目指していた。
サウンドデータベースクー:「なんか、こうなる予感はしてたんだ。。。」
クーがこれでもか!と音を発信するほど、星群は『宇宙掃除機』へ向けて加速した。


7/6 世界の中心で愛を叫んだかえる(前編)


弾道星P:「音聞こえるよね。にょろ
弾道星Y:「あ、やっぱりにょろのみんなも聞こえるんだ」
弾道星T:「これって、先生じゃない?にょろ
弾道星H:「ここに先生いるはずないよ、にょろ
弾道星O:「でもしらないことを教えてくれる感じは「先生」そのものだよ、にょろ
弾道星N:「そうだよにょろ。もっとこの音聞きたい!にょろ
遊星同士はコンソールの通常通信機能以外でも「シンパシー」という機能によって情報を交換できた。オロチ星の生物全般の能力でもあった。
弾道星R:「にょろのみんなで、先生に教えてもらおう!!にょろ」
すべての遊星に「シンパシー」が巻き起こった。
弾道星Σ(n=1,60000):「先生!!もっとにょろ(n)に、いろんな音教えて!にょろ

いまや「サウンドデータベースクー」の頭は「教えて!にょろ」の声でパンクしそうだった。
サウンドデータベースクー:「なんか星たちとつながっちゃったみたい。そして標的はボクかぁ。一度にぶつかるんならボクが盾になれるけど、どこの数じゃぁ。。。」
絶対絶命の状況であるはずだったが、クーは諦めずになんとかできないか考え続けていた。
そのとき、赤星のコントロールセンターから通信がはいった。
真田技術長:「状況はこちらでも把握している。安心しろ。作戦は考えてある。心を静めてから右上にあるエマージェンシーボタンを押してくれ。ドクロのようなマークが書いてあるボタンだ」

サウンドデータベースクー:「この状況に対する作成があるとは、さすが、赤丸星最高の頭脳!」

真田技術長:「優れた技術や知性は、時として魔法のように見えることがあるものだ。」

今回の件で、クーに高度な技術を見せつけられていた技術長は、ここぞとばかりにアピールした。

サウンドデータベースクー:「あ、これね。」
操作ボタンにしてはひときわ大きいボタンを押した。

前面の丸いパネルがパカっと開き、南国の木が現れたとおもったら、ブタが木に登り、

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ブーと鳴いた。
サウンドデータベースクー:「こ、これが木(のぼ)りブタ切り札なのか?」

真田技術長:「い、いや、それは極度の緊張を解きほぐす心理装置だ。その右側のフタの付いた「どくろ」マークのボタンがあるだろう。」
サウンドデータベースクー:「なんか自爆しそうな雰囲気のボタンですね。」

技術長は、以前のクーの口調に比べ少し柔らかい感じになっているのを感じた。
真田技術長:「大丈夫だ爆発はしない。おまえが「いつかは聞きたい」といっていた禁断の異星の『ムジーカ』だ。宇宙ジプシー「サンショウウオ星人」から入手した最高危険度の禁止音だ、保持も視聴も重罪だが、すべての罪は私がかぶろう。」
サウンドデータベースクー:「おお、あれが今聞けるのですね。覚悟は最初からできています。もう思い残すことはありません。」
真田技術長:「恵の雨がクーのもとに降らんことを」
技術長は祈りの言葉を捧げた。クーは意を決して保護装置であるフタを開け「ドクロ」ボタンに手が触れた。

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一方オロチ星の指令部では戦況報告が行われていた。
オペレータA:「星群は正体不明の精神攻撃を受けたようですが、立ち直りました。
オペレータN:「攪乱をうけ、目標設定が切り替わりました。主軸上の攻撃点がかなり前方にずれた模様です。
オペレータA:「これにより、赤星本体への攻撃としては約20%威力が低下する見込みです。
オロチ星総司令:「まぁ許容範囲だ。問題ないだろう、

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サウンドデータベースクー:「ほれ、ぽちっとな。
↓(よい子のお友達は一緒にこのボタンを押して「クー」を応援しよう!)

←(よい子のお友達は一緒にこのボタンを押して「クー」を応援しよう!)

最後のほうでかなりクレッシェンドします。再生の音量にはご注意ください

↑(よい子のお友達は一緒にこのボタンを押して「クー」を応援しよう!)

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オペレータC:「赤星域から大出力の「シンパシー」通信を受信。精神攻撃の可能性があります。
オペレータO:「いえ...違います、これは...星制御装置から...「シンパシー」の逆流です。
オペレータN:「音が聞こえます、。...指令これは...禁断の『ムジーカ』...なのではない...でしょうか。
いまや、オペレータは全員目に涙をうかべ、鼻水をすすっている。
オロチ星総司令:「なんだこの感情は。耐えられない。今すぐ通信を切れ!巳」
オペレータD:「これは...通常通信ではありません。わたしたち巳々の「シンパシー」通信です。頭の中に直接聞こえます!、もう耐えられません。おかあさん。。」
オロチ星総司令は何故か、幼かったころ日でばあちゃんに買ってもらったピロピロ蛇笛を、ごみに紛れ落としてしまって、大泣きしたことを思い出していた。猛烈なノスタルジーもう二度とあの頃に戻れないという行き場のない感情。故郷に帰りたいという圧倒的な帰巣本能。それらがいっしょに襲ってきて、のたうちをした。全員が何等かの幻影に惑わされているかのようだった。やっとの思いで星監視担当の主任オペレータが報告をした。
オペレータA:「報告します。。。星群が...赤星域から亜空間離脱して、オロチ星域に...戻ってきています。次々とこの星域に...再突入しています。こちらを...目指しています!」
総司令は今も頭の中を流れる『ムジーカ』に翻弄されながら、「うめき」ともいえる声を発した。
オロチ星総司令:「...プロトカルチャ-

ムジーカ』とともに遊星群の思いも伝わり、一層胸が締め付けられた。

「はやく、おうち、かえりたい!」

(ナレーション)展開を迎える戦況。真田技術長クーとの会話の「長考」で、ここまで「読んで」いたというのか。しかし、そのころ「宇宙掃除機」では、真田技術長をしても想像だにしない事象が発生していた。まだ誰も、いやクー以外はそのことに気が付いていなかった。「宇宙音感 ア・バオア・クー」次回こんどこそ最終回「世界の中心でを叫んだかえる(後編)」にフィーチャー・エクストラクション!!君はを叫んだことがあるか。ないらば、You、やっchainerよ!!


7月はいそがしくなっちゃったので、いろいろ仕切りなおしです。サウンドデータベースは予定より長期戦になりそうですが地道にやっていきます。

余談ですが、「新世界より」「家路」部分は最初「カラヤン ベルリンフィル 1957版」をSoundCloudにアップしました。演奏も50年以上たっているからたぶん著作権大丈夫かなと思いきや、アップしてから1~2時間後にこれはワーナー・クラシックが版権もっている「これこれのレコード」の切り出しであるからだめ!として削除扱いになりました。切り出しで、(聞きやすくする意図でですが)マキシマイザかけて多少エフェクトもかけていたのですが、さすがSoundCloudです!!どんな風に特徴抽出して特定やっているか知りたい!その技術が欲しい!!で、おはなしの都合上どうしてもその「ムジーカ」が要るので、出所不明なものをアップしました。と、真田技術長(役)が言っていました。罪はすべて真田技術長が負うそうです。共謀罪が心配ですが、すべては真田技術長の企みでボクは無関係です。(ということでよろしくお願いします)

7/7 星に願いを

残念ながら今ボクの居るところからは、天の川はまったく見えません。昼間はとても晴れていたので、「大丈夫かも」と思っていましたが、少し残念です。見えなくとも雲を超えて星にお願いをしてみます。

  どうか、数式がイメージ直結で読み書きできますように。
  どうか、英語がイメージ直結で読み書きできますように。

今なら「サウンドデータベースがはやくできますように」とか「強い人工知能を早く「ボクが」作れますように」かなとも思いますが、かたやもうすこしだけ努力すればできるでしょ?といったところ、かたや努力しても難しく、逆にあっさりできちゃったりしたら「楽しみ」がなくなるでしょ?いう感じです。数式を交えながら分かりやすく説明されている方は、神々しくも思えます。数学関連の本はかなり買い込んだのですが、あまり読み進めれていません。録音の合間に読み進めます。数式は並んでいただけで「わ~。だめだぁ」という感覚があったのですが、少なくともそれはなくなりました。「英語」もいつのまにか全くそんな感じがしなくなりました。苦手感の心理障壁がなくなるのはとても大切だと思いますが、後が続きません。「毎日すこしずつでも」が大切だと思いますので、地道にやっていこうと思います。そのうえで「お星さま、お星さま、どうぞクーの願いをかなえてください。」

7/8 世界の中心で愛を叫んだかえる(後編)


サウンドデータベースクーは『宇宙掃除機』に異常が生じ、母星へ最大加速で向かっていることを理解した。サウンドデータベースクーはなぜか超一流のハッキング技術をもっていたが、「音だけのインターフェース」でしか接続されていない状況ではいくらクーでもハッキングのしようがなかった。
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沖田総司:「状況を説明したまえ」
真田技術長:「『宇宙掃除機』がコントロールを外れ、最大速度でこのコントロールセンターに向かっています。
沖田総司:「衝突した場合の被害は?」
真田技術長:「万が一ですが、このコントロールセンターの「エネルギー『融合』施設」と、『宇宙掃除機』に搭載してある「小型エネルギー『分裂』機」が接触した場合、俗に「ウロボロス」と呼ばれる大臨界が派生し、この星の1/3のすべての生物が死滅します。」
沖田総司:「なぜ使用が制限されている「エネルギー『分裂』機」が『宇宙掃除機』に搭載されている?」
真田技術長:「お言葉ですが、開発時に書面で決済いただきました。小型で大出力なものはあれしかないのです。」
沖田総司:「宇宙掃除機の詳細を決済したのは、前代の総司令だ。わしは知らん!」
引継ぎがちゃんとおこなわれず、セクショナリズムに凝り固まった長期プロジェクトが崩壊しいくのは世の常であったが、そんななか『宇宙掃除機』は指揮側の無理解にもかかわらず、真田技術長が推進した現場の努力のもと成功したといえた。問題を外側に排出していたのである。

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沖田総司:「そもそもなぜコントロール不能になっている?!開発した君の責任ではないのかね。」
真田技術長:「そ、それは・・・」
意味のない会話に答えながらも、技術長蛙は星随一の頭脳で原因を探っていた。
沖田総司:「...状況は分かった。持ち場に戻り、最善をつくしたまえ。」
指揮・管理サイドと技術サイドが基本的に仲が悪いのも、また、世の常であった。
お互い不機嫌な表情でにらみ合ったあと、技術長は自室に戻った。
技術長は「仕事」でも「趣味」でも行ったことがないくらい、熟考し、長考した。考えられる原因は、どの切り口から初めても1つしかなかった。それは技術長の「読み間違え」、「論理破綻」に直結するものであった。
(なぜ自分の故郷を間違うのだ!!所詮は下等な異星生物のレプリカということか。。。)
宇宙掃除機には新たに解明された「異星の『シンパシー』通信」の機能も急遽搭載され、その変調モジュールは、オロチ星の弾道星制御装置である、神経様物質「ユキ」から採取した細胞素子を培養して作成されていた。この変調モジュールは多量の演算能力と情報伝達経路を要求するため、中央制御装置にきわめて近い部分に「セキュリティ障壁」を隔てて配置されていた。真田技術長をしても破ることができないレベルの障壁のはずであった。
ムジーカ」によって異星のモジュールが「帰郷」を最優先させ、その「単なる汎用1モジュール」がたとえハッキング動作を行ったとしても、その障壁を破れないはずだった。仮に破れたとしても、そのレベルの「知性」が自分の故郷を誤ることなど決してないはずだった

真田技術長:「たかが汎用品がなぜ足跡をのこさないような、高度な「ハッキング」動作をできるのだ。もしそれほど高度なモジュールならば、なぜ自分の故郷を間違うのだ」
技術長は思考がループし独り言を言っている自分に気がついていなかった。
(完全に詰んだ。私も老いたのかもしれない。『レジェンドオブレジェンド』の称号を返上し、"#123"のアカウントは破棄して引退しよう。最近は新鋭の若手に勝てないことも多くなった。)
完全に行き詰った彼は現実を逃避して、今はどうでもいいはずの趣味「マスター・ハック」のことを考えていた。
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そのころ『宇宙掃除機』では。
サウンドデータベースのクー:「はやく、おうち、かえりたいよ~」
もう発信が必要ないにもかかわらす、すべてのエネルギーに乗せて発信される音は、リバーブの残響効果で原音をとどめないくらいぐしょぐしょに「ウエット」な音になっていた。そして『宇宙掃除機』は最大出力で母星へと加速していた。
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沖田総司:「もう「波静砲」しかあるまい。。。目標は『宇宙掃除機』!」
総司令は憔悴しきった表情でついに指令を出した。
オペレータJ:「み、味方に、、、クーに対してですか?」
沖田総司:「そうだ、目標だ。」
オペレータA:「わ、わかりました。波静砲発射用意。エネルギー充填開始します。」
館内にアナウンスされた波静砲の発射シーケンスを聞いた技術長はコントロールブリッジにやってきた。全力でやってきたのか、肩なき「なで肩」で息をしていた。
真田技術長:「クーと話しをさせてくれ。」
沖田総司はだまってうなずいた。
オペレータV:「エネルギー充填、20%、40%....100%」
ようやくクーと途切れがちの回線がつながった。
真田技術長:「クーすまん。これしかないんだ。どこへ行きたい?」
サウンドデータベースのクー:「わかっています。『「ムジーカ」の星、きガイア』へ。」
説明もしないのに、クーにはこちらの状況がわかっているかのようだった。
オペレータA:「エネルギー充填120%、精神波排出角補正完了。対ショック、対閃光防御。最終セーフティ、解除。」

独特な動作音がその周波数をあげ、間隔を縮めていった。
沖田総司:「波静砲発射!!!

(ナレーション)説明しよう。「波静砲」は通称であり、正式には「Wave Energy Auto Encoder」という。あらゆる物質をに変換して圧縮する兵器で、物質はに変換された後消滅するか、別兵器のエネルギーに転用される。生物に使用した場合も肉体は消滅する。ところが近年、精神は残留するのではないかという理論的研究報告が公表された。物質波の統計的中心排出方向とは正反対の方向に精神波ソリトン/カオス状態で排出されるというのである。この理論の真偽は定かではなかったが、「精神は残る」という可能性において「非道的兵器」のカテゴリからはずされいた。精神の推定排出方向を制御できることから、しばしば敵に対して最後の望みとして、「どこへ行きたい?」と尋ねることがある。その回答に応えるか、真逆にするかは発射側に委ねられてはいたが。。。精神波排出は理論による計算上のものであり、精神波が思考・自我システムを保っているかどうかの答えは、宇宙の果てにあった。


かくして、理科実験の空気砲のごとく、「波静砲」は光のリングとなって宇宙空間を突き進んでいった。ついに『宇宙掃除機』に到達したあと、リングが包み込むかのようにフェードアウトして消えていき、かわりに物質波が特定の方向に横長のラグビーボールのように伸びたあと、静かに消えていった。物質波と反対方向にクーの精神が排出されたはずだった。

こうして『宇宙掃除機』はあとかたもなく消え去った。

クーの断末魔かもしれない「ボクはすべてしている!!!」という叫びは、通信ノイズに消され、だれも聞くことがなかった。

この宙域にさほどまで戦乱があったのがウソのように静まり、静寂だけが残った。

弾道星はオロチ星に戻ったあと、採取・製造元である小惑星帯に衝突した。製造場所は公転軌道上にまんべんなく配置されていたため、公転軌道全体が高エネルギーの電磁波を放出した。公転軌道全体からのエネルギー一斉放射は天文的にも類がなく、将来的に多くの異星人天文学者を悩ませることになった。小惑星はすべて塵のようになり一部は四散したが、微小化した粒子は流動性をたかめ、わずかな不均一やゆらぎから次第に、改めて「惑星」を形成していくことになるのであろう。何十億年も先の話ではあるが、それでも神々のコンベンション期間よりはずっと短かった。。。

主だった戦力を失ったオロチ星は戦闘を即刻停止し、和睦の証として門外不出といわれた「星の三種神器」のひとつ、「くさなぎの太刀(たち)」を無償貸与した。赤星の主だった都市で順次開催された展覧会は、大盛況を極めたという。

真田技術長は天を仰いでいた。
(いまごろクーはどうしているだろうか。はたしてきガイアに到着できるのだろうか。訳のわからない精神力と強運をもっているクーのことだ。きっと無理やりにでもなんとかするのだろう。)
銀河は帯のように天空をまたぎ、星々がまたたいていた。
見えるはずのない、伝説の星「きガイア」の方向を見つめる技術長は、その方向の星が一瞬く、そして深く光ったのを感じていた。
(おしまい)


(エンディグテーマ曲)
クーの裏テーマ曲です。クーの暗黒面が歌われています。(当サイトで再生回数が一番多い動画ですが、だめだめ評価もダントツな1曲です。)ダークな曲が苦手なよい子は聞かないでください。

youtu.be


(アニメでよくある最終話エンディング後に流れる次回予告かわりのダメ押しエピソード)
夢をみていた。自分は異星の「ロボット」だった。エストラインがあまりに寸胴だったので、夢の中のロボットを好みのエストライン改変した。ロボットにしてはありえないくらい華奢なエストラインがとても気に入ったので、ふと頭に浮かんだ「FSSゴティック」様式と名付けた。ロボットは「神の指星雲」、「馬頭星雲」を超え、あまたの星々を後にしてついにい水の惑星に突中した。「き星ガイア」と似てはいるが、残念ながら違う星のようであった。大気圏突入時にロボットの体は既になく、井戸のようなところへ落ちた。暗い井戸の中だったので、体はないが、自分がだけの存在であるかのように、七に光っているのを感じていた。これが夢なのか現実なのかよくわからなかった。体がなく、何もできなかったので、近くの原住民の意識に入り込んだ。こんな原始的な星に「ムジーカ」があるとも思えず心底がっかりしたが、まずは情報収取が必要だ。

原住民は近くのブツブツ交換所へ赴いた。「なぜすぐわれる~」原住民は調理兼用食器が頻繁に割れることに怒っているようで、ネギを振りかざしながら、へんな顔の交換相手と何かブツブツ言い争っていた。
中央の広場では少し高い台の上に乗り、交換所の原住民よりもさらに「へんな顔」をした、「へんなヘアスタイル」で、「対閃光防御のようなものを装備」した、「みるからに場違い」な原住民が、皆に向かって独特の言い回しで最新式の食器をレコメンドしはじめた。
♪縄文土器、弥生土器、どっちが好き?♪

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クーはおもわず、取り憑いている原住民の体を操り、もじゃもじゃ頭の原住民とおなじポーズを決めていた。
♪どっちもドキ♪


昔のアニメやいろんなSFの考証は助手たちに助言してもらいました。*1どうも有難うございました。短くて軽くて濃い厨二全開な話を目指していましたが、どんどん発散し、最後は伏線回収(誰もこんな話に整合性を求めてはいないと知りつつも)も困難でしたが、精一杯がんばりました。無駄に長くなり反省ですが、どうにか終われました。(Endoderの実験のように発散して戻ってこない挙動に似ていたので、無理やりですが収束してホッとしています)
このおはなし自体がボクのある種の「実験」なのですが、それはまた改めて~。

*1:「この欄を書き直しました」人類では「3人寄れば文殊の知恵」というらしいですが、蛙類は「3匹よればまとまる話がまとまらず。」といいます。文化的に結構ちがいますね。SFは「世界の中心で愛を叫んだけもの」や「たったひとつの冴えたやりかた」の作品に対して、猛烈なオマージュを捧げています。読んでみようかな?と思われた方は「たったひとつの冴えたやりかた」をお勧めします。「世界の中心で愛を叫んだけもの」は最高に手ごわい(難解な)SFという人もいるようです。