究極のマイペースモードに陥るボクはクリックしてしまう
まったく個人的な記録です。すみません。
前の対談ページに「ゾーン」のイメージを貼り付けました。SF好きでない方、タルコフスキー好きではない方には「なんだこれ?」な画像だとは思います。貼った本人がトラップに引っかかったかのように、無償に「タルコフスキー」作品が見たくなりました。
貼った画像は「ストーカー」という映画の印象的な画像です。「ストーカー」は今では知らない人がいない単語ですが、現在使われているような人に対する「ストーカー」の意味はなく、「密猟者」や「忍び寄るもの」だったようです。(公開は1979年)この、映画に出てくる「ゾーン」という領域が映画の中心の話題なのですが、前回はその「ゾーン」の画像を貼った訳です。
この映画「ストーカー」は一度だけ観たことがあります。どこで見たか(映画館?それもとBS?CS?)は全く覚えていません。もう一度みたくなって、検索をしたのが運の尽き。
AMAZONのタルコフスキーの『よく一緒に購入されている商品』が「あなたはきっとこれを観たいのですね」「ほ~ら、だんだんほしくなってきた」「ずっと前から欲しかったんだよね」「いつか買う気なら今買えばどうです?」「あたなこそが、この商品を買うべきなのです」と畳み込みのように訴えてきた気がして、気が付けばまとめてクリックしていました。
AMAZONレコメンド恐るべし。
ストーカー(1979) |
ノスタルジア(1983) |
サクリファイス(1988) |
この7月に再販になったようですが、マスタリングが新しくなった訳ではないようです。特に「ストーカー」はマスターフィルムが破損(消滅)していることを知っているので、今後も高画質がものが出てくる期待は薄いのですが、誘惑に完全敗北してクリックしてしまいました。
タルコフスキーの「ソラリス」を観てから、完全に妄信状態であることは自認しています。
どうでもよいことですが、昔フィオナ・タン(Fiona Tan)の展覧会に行ったことがありました。
そのときは分からなかったのですが、タルコフスキーに「はまった」今は、作品にはタルコフスキー作品に対する猛烈なオマージュ、もしくはそれに通じる感性があると感じました。作品の感覚は言葉で表現するが難しいです。たとえば旅行していて、同じ景色が延々と続くのを無心に眺めているときにふと感じる『あの感覚』に似ています。(そうです。説明できないのです。)
主展示だった「Raise and Fall」 は21分の作品でしたが、1人で行った訳ではなく全部見れなかったのが残念でした。(たぶんほとんどの人は「全部は」みない)
Fiona Tanで検索したら、オフィシャルページに作品の一部がアップされていました。懐かしかった?です。
(追記)なにげなく「レコメンド」「敗北」で検索したら、「今日アップした記事なのに」ボクが世の中で一番レコメンドに敗北した存在になっていました。複雑な気持ちです。「自己符号化器」は全然取り上げてくれないのに。。。パンダさんもペンギンさんも、とっても意地悪なのです。