クーの自由研究

7月は1周年祭。ボクと一緒に螺旋階段を頂上まで登ってみませんか?

計算機音楽の自由研究(準備:その3)フーリエ変換しないで学習?

はじめに

サウンドデータベースは地道に録音中ですが、完成をまっていたのではなかなか実験が開始できないので、現在録音ができている範囲のデータベースで基本的な実験をします。今回はその予告(予想/仮説)です。

お題:音をフーリエ変換もせずにそのまま自己符号化器をかけるとどうなるか

普通であれば、音をフーリエ変換したり、mfccのパッケージで前処理したりしてから行うところですが、あえて、「波形をそのまま学習」させてみます。だめと分かっていてもやりたいのです。
とはいえ、(サウンドデータベース)サンプルは1音32768サンプル(16bit)なので、MNISTの手書き数字学習と比べても、データの「桁」が違ってしまい、ボクの非力なPCでは実験になりません。せめてMNISTのオーダ近くにまでデータを縮小して実験したいと思います。
MNISTは28×28=784でした。
幸い「音」はサンプリング周波数をかえて「リサンプリング」すれば、データ容量を少なくできます。16bit→8bit、サンプリング周波数を1/12の4KHz にします。これで2KHzまでの周波数であれば再生可能です。当然音は丸くなり悪くなります。

pythonやそのライブラリには「あるかな?」と思ったライブラリはだいたいあります。ダウンサンプリングの操作もPython標準のライブラリでできるようなので、やってみます。
通常はリサンプリングする場合は、(リ)サンプリング周波数の1/2の周波数をリミットにフィルタをかけてから演算しますが、これらも同時にやってくれる(ような)のでとても楽です。

これにより、32768(16Bit) が 2731(8bit) にまで落としたので、なんとかボクのマシンで自己符号化器にかけられそうです。

ちなみに「リサンプリング」で元の音がどれくらい音が悪くなるか貼ってみます。

元の音(ピアノ C音 (MIDI Note=24, 36, 48, 60, 72, 84) Sampling  48KHz 16Bit)

 

リサンプリングした音(ピアノ C音 (MIDI Note=24, 36, 48, 60, 72, 84) Sampling  4KHz 8Bit)

 

こんな感じになります。
中央C MIDI=60より上は音質的にきびしそうなので、MIDI=60以下の範囲で学習してみます。

この「リサンプリングした方の音」(のデータ)をそのまま自己符号化器にかけて、どれくらい復元できるかやってみようとおもいます。
自己符号化器なので、そこそこの復元はできるとは思いますが、音にしたときにどんな感じになるのか、「ボク、とっても気になります。」

と、いう訳で、お題「フーリエ変換もせずに、そのまま自己符号化器をかけるとどんな音が復元できるのか?」。。。

音はすこしでも波形を崩すとかなり酷いことになるので、あんまり期待できなさそうですが、いよいよ実験です!

リサンプリングのプログラムなど

ほとんど需要がないと思いますが、リサンプリングのプログラムを貼ってみます。audioop はpythonの標準ライブラリです。使用方法はPythonドキュメントにあります。

48KHz 16Bit を4KHz 8Bit にダウンリサンプリングするベタベタプログラムです。


import os
import wave
import audioop

def downsampleWav(src, dst, inrate=48000, outrate=8000, inchannels=1, outchannels=1):
if not os.path.exists(src):
print ('Source not found!')
return False

if not os.path.exists(os.path.dirname(dst)):
os.makedirs(os.path.dirname(dst))

try:
s_read = wave.open(src, 'r')
s_write = wave.open(dst, 'w')
except:
print ('Failed to open files!')
return False

n_frames = s_read.getnframes()
data = s_read.readframes(n_frames)

try:
# Infile must be 16bit audio // 入力は2バイト(16bit)指定です
converted = audioop.ratecv(data, 2, inchannels, inrate, outrate, None)
if outchannels == 1:
converted = audioop.tomono(converted[0], 2, 1, 0)
# Convert 16bit to 8 bit // 2バイト(16bit)長から1バイト(8bit)長へ変換します
new_frames = audioop.lin2lin(converted, 2, 1)
# add Bias because 8bit // 8bitなので、中央値128としてバイアスします
new_frames = audioop.bias(new_frames, 1, 128)
except:
print ('Failed to downsample wav')
return False

try:
# Adjust frame rate // 何故かしらリサンプリングで指定の半分のレートで変換されるので調整してます
s_write.setparams((outchannels, 1, outrate / 2, 0, 'NONE', 'Uncompressed'))
s_write.writeframes(new_frames)
except:
print ('Failed to write wav')
return False

try:
s_read.close()
s_write.close()
except:
print ('Failed to close wav files')
return False

return True

# 録音済の48K 16Bitのサウンドを 4K 8Bitに出力します。
downsampleWav("H:\\SoundDB\\02\\02001\\Check024.wav", "H:\\SoundDB\\02\\02001\\Resample024.wav")
downsampleWav("H:\\SoundDB\\02\\02001\\Check036.wav", "H:\\SoundDB\\02\\02001\\Resample036.wav")
downsampleWav("H:\\SoundDB\\02\\02001\\Check048.wav", "H:\\SoundDB\\02\\02001\\Resample048.wav")
downsampleWav("H:\\SoundDB\\02\\02001\\Check060.wav", "H:\\SoundDB\\02\\02001\\Resample060.wav")
downsampleWav("H:\\SoundDB\\02\\02001\\Check072.wav", "H:\\SoundDB\\02\\02001\\Resample072.wav")
downsampleWav("H:\\SoundDB\\02\\02001\\Check084.wav", "H:\\SoundDB\\02\\02001\\Resample084.wav")

クーの今日のお菓子

f:id:np2LKoo:20170719232311j:plaincookpadより)

今日のお菓子は豆乳プリンメープルシロップかけ)、または豆乳もち(黒蜜かけ)です。レシピはクックパッドなどにいろいろ載っていますのでお好みで。絶品です。見た目はクックパッドのようにはなかなかいきませんが、味は最高です。砂糖はほとんど入れないほうが、黒蜜やメープルシロップとマッチする感じです。

ボクはかえるなのに、前世はクワガタではないかと思うくらい「メープルシロップ」大好きです。でも豆乳シリーズは豆乳もち+黒蜜+きなこかけの方がベストマッチな感じがします。。

地球は公転軌道をひたすら周回する

だれのあしあと?かえるのあしあと!

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素直に「1周年」タイトルを付ければよいようなものですが、ネタは事前にやっちゃったのと、「記事」もないので宣言しにくいのです。かわりに近況など。

今年の夏はどう?

去年の今頃はとっても暇だったのですが、今年はすこしばかり忙しい感じがします。

サウンドDBどう?

サウンドDB準備は思いのほか時間がかかり、また、やりはじめると他のことができない。(操作するとノイズが録音されたりするほどPCが非力)そのため、時間を区切って継続中です。

サウンド実験どう?

サウンドDB作成だけでは退屈なので、近々サウンドDBサブセットを準備し、それで実験を開始する予定です。(イメージとしてはMNISTの0~9の数字のうち 0と1だけのデータベースで実験する感じです。実験内容によっては「それでも問題ない」ような「お題」を探します。

あいかわらず草木も枯れたニューラルネット1層(中間層)やる?

今年も「層学習」の実験にまでは至らないと思います。1層もしくは(いったとしても)2~3層あたりでの実験になると思います。多層の自己符号化器は「来年PCを買い換えてから」環境を整えたうえでやるつもりです。(PC貯金しています)

昨年は「成功」に見える実験が多かったですが、元々「自分で間違ってみないと気が済まない」へそまがりな性格なので、今年はもっと不成功になると思います。(昨年みたいに「活性化関数が完全線形でも普通に学習できる」などという自分の予想外のことが起こるので、素朴な疑問の実験は楽しくてやめられません)

やる気ある?

今まで通りゆるゆるで進めていきたいと思います。実験はサボっていますが、「思考実験」は昨年以上にしている感じはします。こちらもなにか成果があれば報告したいと思います。マイペースではありますが、やる気はとってもあります。(最近の趣味は「自由研究」が中心です)

この夏、貴方に熱烈ひんやりレコメンド!!

さて巷では「霊感冷感タオル」が大人気です。しぼってくるくる回すだけであら不思議。とってもひんやりして気持ちがいい。ラジオショッピングでもテレビショッピングでも今年は見ない日がないくらいにお勧めしています。

今日ご紹介するのは、この「冷感タオル」のはるか上をゆく、その名も「心霊タオル」(Deep Cool Towel)!!

準備するもの

・「普通のタオル」(ただしオシャレなタオルであることが必須条件)

・「保冷剤(小型)」:お刺身パックやケーキの箱などにはいっていることのある高分子型保冷剤(捨てずによくあらって室でらせましょう):ドライアイス不可

だけです。ちなみに、ボクの蔵庫の室には小型の保冷剤が常時20~30個入っています。

使用マニュアル

(1)乾いたタオルを横に広げます。

(2)凍らせた「保冷剤」を中央に3個程度並べます。(縦、横の方向はサイズによりお好みで)

(3)タオルを上下に畳んで、「保冷剤」を包みます。

(4)「保冷剤」がずれないように注意しながら、タオルを首に巻きます。(締めない程度に軽く結ぶといい感じです)

効能

・ボクのようにエアコンが苦手で暑いのも苦手な人には最適です。

・エアコンがない部屋で何時間も作業が必要な場合に重宝します。(保冷剤交換は適宜必要です)

・暑いけど庭で草むしりなどが必要な場合、とっても重宝です。

・約40分~50分程度はほどよい深みのあるひんやり感が持続します。

使用上の注意

・人類の方は首の頸動脈の横あたりに保冷剤を位置させると効果的です。

・必ず乾いたタオルで行ってください。冷やしすぎにご注意ください。(湿ったタオルでは冷やしすぎとなる場合があります。屋外などで強冷却が必要な場合など「あえて濡らしたタオルを使う」場合は適正な状況判断の元で行ってください。冷凍した保冷剤くらいの温度でも低温やけどはありえます。)

・肩こりや首凝りのある方は使用をお控えください。(冷やすと付近の血流が悪くなります。付近にケガをしている方も同様です。風邪などで発熱中の方も使用しないでください。)

・「保冷剤」は無造作にらせると首に巻くとき尖って痛い場合があります。保冷剤を洗った後は形を整えてかららせてください。

タオルの種類によっては「おじさん」ぽくなり、鏡の自分に幻滅します。できるだけオシャレタオルでの実践をお勧めします。

・小学生未満のお子様にはご使用にならないでください。

・ご使用により違和感怒りを感じられた場合は、最寄りの医師にご相談ください。

 

保冷剤が入手困難な方に朗報。オシャレタオルとセットでたいへんお求めやすくなっております。さぁ、今すぐまとめてクリック*1

 

*1:すみません「クリック」は冗句です。「タオル」は本物です!実際今も愛用中で快適です。なお、屋外で長時間使用したい場合や、ひんやり感がそんなに深くなくていい場合は、オシャレなネッククーラや冷感タオルのほうがいいかもです。「より冷たい」のがいいけど、どう巻いてもタオルはかっこ悪い、という方は「アイスノン 首元ひんやり氷結ベルト」etcなどの商品があります。

AMAZONのレコメンドに敗北を喫する

究極のマイペースモードに陥るボクはクリックしてしまう

まったく個人的な記録です。すみません。

前の対談ページに「ゾーン」のイメージを貼り付けました。SF好きでない方、タルコフスキー好きではない方には「なんだこれ?」な画像だとは思います。貼った本人がトラップに引っかかったかのように、無償に「タルコフスキー」作品が見たくなりました。

貼った画像は「ストーカー」という映画の印象的な画像です。「ストーカー」は今では知らない人がいない単語ですが、現在使われているような人に対する「ストーカー」の意味はなく、「密猟者」や「忍び寄るもの」だったようです。(公開は1979年)この、映画に出てくる「ゾーン」という領域が映画の中心の話題なのですが、前回はその「ゾーン」の画像を貼った訳です。

この映画「ストーカー」は一度だけ観たことがあります。どこで見たか(映画館?それもとBS?CS?)は全く覚えていません。もう一度みたくなって、検索をしたのが運の尽き。

AMAZONタルコフスキーの『よく一緒に購入されている商品』が「あなたはきっとこれを観たいのですね」「ほ~ら、だんだんほしくなってきた」「ずっと前から欲しかったんだよね」「いつか買う気なら今買えばどうです?」「あたなこそが、この商品を買うべきなのです」と畳み込みのように訴えてきた気がして、気が付けばまとめてクリックしていました。

AMAZONレコメンド恐るべし。

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トーカー(1979)

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ノスタルジア(1983)

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サクリファイス(1988)

この7月に再販になったようですが、マスタリングが新しくなった訳ではないようです。特に「ストーカー」はマスターフィルムが破損(消滅)していることを知っているので、今後も高画質がものが出てくる期待は薄いのですが、誘惑に完全敗北してクリックしてしまいました。

タルコフスキーの「ソラリス」を観てから、完全に妄信状態であることは自認しています。

どうでもよいことですが、昔フィオナ・タン(Fiona Tan)の展覧会に行ったことがありました。

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そのときは分からなかったのですが、タルコフスキーに「はまった」今は、作品にはタルコフスキー作品に対する猛烈なオマージュ、もしくはそれに通じる感性があると感じました。作品の感覚は言葉で表現するが難しいです。たとえば旅行していて、同じ景色が延々と続くのを無心に眺めているときにふと感じる『あの感覚』に似ています。(そうです。説明できないのです。)

主展示だった「Raise and Fall」 は21分の作品でしたが、1人で行った訳ではなく全部見れなかったのが残念でした。(たぶんほとんどの人は「全部は」みない)

Fiona Tanで検索したら、オフィシャルページに作品の一部がアップされていました。懐かしかった?です。

(追記)なにげなく「レコメンド」「敗北」で検索したら、「今日アップした記事なのに」ボクが世の中で一番レコメンドに敗北した存在になっていました。複雑な気持ちです。「自己符号化器」は全然取り上げてくれないのに。。。パンダさんもペンギンさんも、とっても意地悪なのです。

夏休み前特別企画「クーの自由研究」の傾向と対策

自由研究とはなにか

(公開対談は無事完了しました)

助手:本日は初めての試みとしこのブログを主催する「かえるのクー」と「助手」の対談でお送りします。司会の「助手」です。 

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かえるのクー:このブログを主催する「かえるのクー」といいます。よろしくお願いします。

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助手:日頃の行動パターンが全く違うので、私たち助手と「かえるのクー」はほとんど顔をあわせることがありません。本日は「共有領域」である「ゾーン」に特別エリアを設けられましたのでそこからお送りしています。補足すると、「ゾーン」とはこのブログを占有的に操作できるエリアみたいなもです。普通は複数の人格(かえる含む)が同じゾーンに入ることはありません。*1

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←ゾーンのイメージです。

進み方を誤ると命を落とします。

かえるのクー:いきなりボクから質問もなんですが、なぜ「匿名なら対談OK」なのですか?

助手:いやぁ、対談ではキャラ設定がブレるというか、いろいろキャラのレギュレーションなどのしがらみがあるので、突っ込んだ話ができないと思ったのです。

かえるのクー:なるほど。それなら結構「自由に」できますよね。願ったりかなったりです。

助手:さて、この対談の趣旨ですが、ブログも寡作な割にはページが増えてきて、若干構成がわかりにくくなっているので簡単に説明します。それと助手たちからの質問をまとめてきましたので、一問一答で答えてもらいます。あとは今後の抱負などを聞きます。

かえるのクー:話の腰を折って申し訳ないのですが、「寡作」って何ですか?

助手:例えば、「FSS(ファイブスターストーリズ)の新刊がいつ出るかわからない」ことです。

かえるのクー:なるほど。でも、そこまで「寡作」ではありませ~ん。

f:id:np2LKoo:20170712194146p:plain ←「FSS14巻いつでるの?」などはあと5年くらい禁句です。

助手:さて、何日か前に「グーグルでの検索で一人前になった気分」のような記載がありましたが、もう少し教えてください。

かえるのクー:グーグルはご存知のとおり、いまや世界を代表する検索サイトであり、かつ多業種企業でもあります。このグーグル検索サイトで「どのよう検索されて、どのように表示されるか」はとても関心があります。主だったサイトは3行2列のサブカテゴリがついて、トップサイトが検索されます。有料で優先広告を出している企業サイトはまた別の出方ですが。

f:id:np2LKoo:20170712193247p:plain ←いっぱしのサイトであるがごとく検索されるんです~。

助手:個人ベースのサイトとしては表示の仕方において、有名サイトの出方と同じフォーマットで出るようになったということですね。

かえるのクー:カテゴリーが少なかったり、記事が少なかったりするとサブカテゴリーがなかったり1~2行だったりするみたいですよ。*2

助手:このサイトは順次それらが、表示されていった感じですか?

かえるのクー:最初のうちは気にしていましたが、「ボクの道を行く!」とばかり、気にしなくなってたので、たまたま検索してそのように見えていたので驚きました。

助手:わたくしが言うのも何ですが、まずはおめでとうございます。ではこのサイトの特徴と構成の説明をお願いします。

かえるのクー:このサイトの特徴は以下の感じです。自分を「かえるのクー」と称しています。

  • かえるのクーは3・4月~11・12月にかけて書き込みをし、冬の期間は冬眠します。
  • 11・12月~3・4月は助手が月1回は何かを書きます。かえるのクーのやっているお題と被らなければ何を書いてもいいです。
  • このブログは複数の人格(キャラクター)で運営しています。
  • リアルの情報のうち個人の年齢、性別、学生/職業を察知される情報はご法度です。(けど実際ゆるゆるです)
  • 主に実験の準備のシリーズ、実際の実験のシリーズのカテゴリわけをしています。
  • 助手の担当部分は「聖なる館」配下で、それ以外は基本的にかえるのクーが担当します。
  • コラボレーションを試行したことはありますが、皆の時間帯や忙しさの波が合わないので思いのほか難しいです。
  • 各キャラクターが情報を記載するにあたり、「自分の呼び方」(かえるのクーならボク)や特定の言い回しなど、なんとなくの作法があります。(なお、「わたし」はリザーブ語として使用禁止です)

助手:なるほど、有難うございます。ブログ主催者が冬眠するのはあまり例がないと思いますので、そこは特徴的ですね。「構成がわかりにくのかも」というお題からの説明ですが、サイドのカテゴリー欄をもうすこしシンプルに、コンパクトにしたほうがいいという助手もいます。構成の観点からそこはどうでしょう?

かえるのクー:そうですね。そこはボクも前からどうにかしようと思っていることろです。自分でわけもわからずカスタマイズしたところなので、今ならもうすこし格好よく、わかりやすくできると思います。

助手:さて、このブログは今年で2年目ですが、昨年と今年の内容を簡単に紹介してください。

かえるのクー機械学習や(弱い)人工知能のしくみに興味がありました。昨年は主にMNISTの手書き文字を半スクラッチ(サンプルプログラムのコピペ多用)で自己符号化器で学習させました。学習といっても分類もしなければ、判定もしないで、ひたすらどのように学習していくのかを実験しました。今年は音の学習をしようと思っています。そのためのデータベースを作っているところです。

助手:なるほど、本当はサウンドデータベースは6月末までの予定だったんですよね。頑張ってください。さて、クーには成り行きも含めて助手もしくは助手予備軍が何人かいます。助手たちからクーに質問したいことを確認してありますので、ストレートに答えてください。若干理由など補足があればしてください。

かえるのクー:は~い。お手柔らかに。


助手:第1問「あなたは本当に『かえる』なのですか?本当は人間なのではないのですか。自分が、『かえる』であると、神に誓って宣言できますか?」


かえるのクー:はい。ボクは『かえる』です。神に誓って宣言します!ちなみに、ディスニーランドの動物キャラに同様のことを聞くと、全員「神に誓って自分は『キャラの動物』であると(話せない場合はうなずいて)答えてくれると思います。


助手:第2問「2040年4月に人類と人工知能対決をする記載がありました。本気ですか?世界征服の野望が各所に見え隠れしていますが、あなたは人類の敵ですか?


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←冬眠あけで、寝ぼけたのか?あるいはネタか?あるいは本気なのか?物議を醸しだした「公開挑戦状」

(「4月に降る雪」より抜粋)

かえるのクー:本気ですが、多くの問題があります。

  • 人類に知性を持った蛙類の存在がほとんど全く知られておらず、対決の糸口がないこと。(アニメなどの啓蒙活動があるが本気にしてもらえていない)
  • 人類も蛙類も(強い)人工知能の開発のメドが実は全くたっていないこと。

現時点では人類のライバルですらなく、人類のグーグル先生を経由していろいろ蛙類が教えてもらっている段階です。一刻も早く人類に存在を認めてもらい、「敵」とみなしてもらえるくらいの存在になりたいです。


 助手:第3問「助手を含め、本当はすべて1人の人が書いている噂は本当ですか」


かえるのクー:本当ではないかと考えています。ボクや助手はゲスト人格で、どこか1人のホスト人格の上に仮想的に構築されているのではないかと考えられます。仮に自分が本当にゲスト人格だとしてもそれを確かめる方法が分かりませんが、他のゲスト人格と協調すればこの仮説を立証可能かもしれません。


 助手:第4問「クーは本当は複数の人が交代で書いている噂は本当ですか」


  かえるのクー:これは単なる噂で、ボクが自分で書いています。ただし数える程ですが、あまり覚えのない記載があったことはあります。たぶん記憶が飛んだだけかなとは思います。ただし、ボクが冬眠中は助手が「誤字脱字」に限って過去のボクの記載を校正してくれています。(内容に変更がなければ特に断りなく今後も誤字脱字は順次校正します)


 助手:第5問「冬季にボカロをやったことについてどんな感想を持っていますか?」


  かえるのクー: 「聞かれたから」言いますが、あまりいい印象を持っていません。1つはアップしたものについて、曲の「オリジナリティ」に欠ける点です。もう1つは(映像担当がアサインできなかったからとはいえ)動画についてもオリジナル性がありません。オリジナル1枚絵で通したほうがまだよかったと思います。曲をアップするなら(カラオケはいいのですが)ボーカルだけ差し替えるようなことはもうしないでください。苦労してやったのは理解していますが、上手い、下手の問題ではなく「姿勢」の問題です。「ボカロをやったこと」自体はよかったとおもいます。


 助手:第6問(LAST)「クーの寿命は8年とのことですが、どうやって後継者をみつければよいですか?」


  かえるのクー:すみません。これに対しての答えは持っていません。6~7年後の最大の課題になると思われます。もし、それまでに不死の術や長寿の術が発見されたら、某大会社の社長や某アニメ巨匠のように引退を撤回するかもしれません。

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 ↑いちばん評価の悪い「宇宙からの色」の視聴がだんとつです。「聞かないほうがいい」といわれると聞いてしまう人類っておもしろいと思います。

 助手:「一問一答コーナ」は以上です。へんな汗をいっぱいかきましたが、無事終わってホッとしています。次は「自由研究とは」何かを鋭く斬る対談です。引き続き、わたくし『助手』と『クー』の2者対談でお送りします。

対談 

助手:改めてよろしくお願います。

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かえるのクー:こちらこそ、よろしくお願いします。

f:id:np2LKoo:20170712201351p:plain

助手:ストレートに聞きます。「何故、自由研究なのでしょうか

かえるのクー:たぶん予想外に予想とおりの答えになると思いますが、2つポイントがあります。

助手:はい。予想してみます。

かえるのクー:1つは「夏休みの宿題」summer science homework(project) イメージの自由研究です。もう1つは文字通り「何のしがらみもなく自由に研究し発表する」という意図です。

助手:まさに予想通りのお答え、有難うございます。それぞれについてもう少しコメントください。 

かえるのクー:「夏休みの宿題」としての「自由研究」は小中学生に身近な題材をもとに仮説の立案から検証、考察・まとめを科学的な姿勢で学習してもらうものです。内容は「すでに分かっているもの」について「自分の目、耳、(鼻、口、)手、頭」で、後追いで研究するものですが、そうであってもある種の「感動」を学ぶものと理解しています。

助手:なるほど。実験でフレームワークをほとんど使わないのは、そういうこともあるのですね。

 かえるのクー:分かっていないのにフレームワークを「ブラックボックス」として使うのが気持ち悪いだけです。きっとわかってくればどんどん使っていくと思います。

f:id:np2LKoo:20170712202258p:plain

 助手:もう一方の「自由な研究」のほうはどうでしょう。

 かえるのクー:これが「研究機関」にも「人工知能推進」の会社にも「関連営利・非営利団体」など、いずれにもまったく関与していないボクらだからこそ、何の気兼ねもなく研究、発表していける「姿勢」を意識したものです。現在は「見習い」のようなレベルですが、あと数年で最先端までフォローアップしていきたいと思います。どのレベルになろうが「競争のため秘密にすべき事項」や「論文発表まで公表を控える」などを一切考えないで済むことは、ある意味「特権」であると考えています。

助手:どうも有難うございます。個人的感想を言わせてもらえば、一般的にどうでもいいところをとことんこだわるようなところが気にいっています。見られた方もいるかもしれませんが、ハロウィンやクリスマスやお正月、お雛様などのイベントでアイコンが特別仕様にかわるのが好きです。

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←たとえばグレッグ・レイク追悼期間の「タルカス」仕様の「クー」アイコンです。

普段見えない(ア・バオ・ア・クーの)螺旋階段の小窓が見えています。

最後ですが、今後の抱負を聞かせてください。

かえるのクー:今年は実験が停滞しており、本当に申し訳なく思っています。サウンドデータベースをがんばりつつ、実験のほうもそろそろ本腰をいれて取り掛かろうと思います。たまに読みに訪れて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

助手:助手一同もクーの補佐や、ときには(お)邪魔をしながら進めていきます。どうも有難うございました。

かえるのクー:どうも有難うございました。

 

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*1:ゾーン」の詳細は「24人のビリー・ミリガン」(ダニエル・キイス)の「スポット」とほぼ同義です。極限の集中状態のことも「ゾーン」とよんだりします。もともとはタルコフスキー監督の「ストーカー」にでてくる「ゾーン」のことです。

*2:あとで追記:これは正しくない認識だったようです。記事の内容や多さはみていないようです。ボクの場合はサブカテゴリ分類がgoogleアルゴリズムと、たまたま合致しただけのラッキーだった模様です。ボクのページのような、アクセスがほとんどないサイトでも表示されたので、「アクセス数」は関係ないと思われます。

計算機音楽の自由研究(準備:その2.9.6)~機械学習用サウンドデータベースをつくる(七夕編)

これまでのおはなし


ク-の住む赤星は、惑星の回転軸の北方向であるオロチ星から弾道星(ICBMISBP:Intersteller Ballistic Planetary)攻撃を受けていた。いまやオロチ星からの弾道星群は赤星域へと亜空間ドライブを解き、大群となって赤星を目指していた。
弾道星はオロチ星域にある小惑星帯で改良を重ね製造された。弾道星の規格にあう質量、形状の小惑星が選ばれ、制御装置や推進装置などの多数の装備により、兵器として完成する。多数の弾道星が分散協調して実現する「亜空間ドライブ」により何光年も先の星域の長距離攻撃が可能になった。通常空間に再突入してから自星の位置・相対速度・目標の軌道を高速に計算、補正して体当たり攻撃する高精度の制御装置を備えていた。この制御装置を攪乱するためのサウンドデータベース統合型クー」を備えた『宇宙掃除機』は、ようやく作戦宙域に到着した。探知機のスクリーンは大挙してくる弾道星のプロットでほぼ真っ白になっており、数を数えることは無駄な努力と思われた。「クー」はの創成を開始し、「ユキ」が好きだった音、そしてユキと統合した今はジブンが好きなを絶え間なく発信した。『宇宙掃除機』は蛇腹のホースの先のT字型のアンテナから、あらゆるエネルギー波に乗せた「」を放射した。最初はまったく効果がないようにおもわれたが、次第に各星の挙動にばらつきがでてきた。中には星同士衝突しそうになるものもいたが、その後は一転して挙動が安定し、今や星はすべて『宇宙掃除機』を目指していた。
サウンドデータベースクー:「なんか、こうなる予感はしてたんだ。。。」
クーがこれでもか!と音を発信するほど、星群は『宇宙掃除機』へ向けて加速した。


7/6 世界の中心で愛を叫んだかえる(前編)


弾道星P:「音聞こえるよね。にょろ
弾道星Y:「あ、やっぱりにょろのみんなも聞こえるんだ」
弾道星T:「これって、先生じゃない?にょろ
弾道星H:「ここに先生いるはずないよ、にょろ
弾道星O:「でもしらないことを教えてくれる感じは「先生」そのものだよ、にょろ
弾道星N:「そうだよにょろ。もっとこの音聞きたい!にょろ
遊星同士はコンソールの通常通信機能以外でも「シンパシー」という機能によって情報を交換できた。オロチ星の生物全般の能力でもあった。
弾道星R:「にょろのみんなで、先生に教えてもらおう!!にょろ」
すべての遊星に「シンパシー」が巻き起こった。
弾道星Σ(n=1,60000):「先生!!もっとにょろ(n)に、いろんな音教えて!にょろ

いまや「サウンドデータベースクー」の頭は「教えて!にょろ」の声でパンクしそうだった。
サウンドデータベースクー:「なんか星たちとつながっちゃったみたい。そして標的はボクかぁ。一度にぶつかるんならボクが盾になれるけど、どこの数じゃぁ。。。」
絶対絶命の状況であるはずだったが、クーは諦めずになんとかできないか考え続けていた。
そのとき、赤星のコントロールセンターから通信がはいった。
真田技術長:「状況はこちらでも把握している。安心しろ。作戦は考えてある。心を静めてから右上にあるエマージェンシーボタンを押してくれ。ドクロのようなマークが書いてあるボタンだ」

サウンドデータベースクー:「この状況に対する作成があるとは、さすが、赤丸星最高の頭脳!」

真田技術長:「優れた技術や知性は、時として魔法のように見えることがあるものだ。」

今回の件で、クーに高度な技術を見せつけられていた技術長は、ここぞとばかりにアピールした。

サウンドデータベースクー:「あ、これね。」
操作ボタンにしてはひときわ大きいボタンを押した。

前面の丸いパネルがパカっと開き、南国の木が現れたとおもったら、ブタが木に登り、

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ブーと鳴いた。
サウンドデータベースクー:「こ、これが木(のぼ)りブタ切り札なのか?」

真田技術長:「い、いや、それは極度の緊張を解きほぐす心理装置だ。その右側のフタの付いた「どくろ」マークのボタンがあるだろう。」
サウンドデータベースクー:「なんか自爆しそうな雰囲気のボタンですね。」

技術長は、以前のクーの口調に比べ少し柔らかい感じになっているのを感じた。
真田技術長:「大丈夫だ爆発はしない。おまえが「いつかは聞きたい」といっていた禁断の異星の『ムジーカ』だ。宇宙ジプシー「サンショウウオ星人」から入手した最高危険度の禁止音だ、保持も視聴も重罪だが、すべての罪は私がかぶろう。」
サウンドデータベースクー:「おお、あれが今聞けるのですね。覚悟は最初からできています。もう思い残すことはありません。」
真田技術長:「恵の雨がクーのもとに降らんことを」
技術長は祈りの言葉を捧げた。クーは意を決して保護装置であるフタを開け「ドクロ」ボタンに手が触れた。

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一方オロチ星の指令部では戦況報告が行われていた。
オペレータA:「星群は正体不明の精神攻撃を受けたようですが、立ち直りました。
オペレータN:「攪乱をうけ、目標設定が切り替わりました。主軸上の攻撃点がかなり前方にずれた模様です。
オペレータA:「これにより、赤星本体への攻撃としては約20%威力が低下する見込みです。
オロチ星総司令:「まぁ許容範囲だ。問題ないだろう、

-------------------------------------

サウンドデータベースクー:「ほれ、ぽちっとな。
↓(よい子のお友達は一緒にこのボタンを押して「クー」を応援しよう!)

←(よい子のお友達は一緒にこのボタンを押して「クー」を応援しよう!)

最後のほうでかなりクレッシェンドします。再生の音量にはご注意ください

↑(よい子のお友達は一緒にこのボタンを押して「クー」を応援しよう!)

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オペレータC:「赤星域から大出力の「シンパシー」通信を受信。精神攻撃の可能性があります。
オペレータO:「いえ...違います、これは...星制御装置から...「シンパシー」の逆流です。
オペレータN:「音が聞こえます、。...指令これは...禁断の『ムジーカ』...なのではない...でしょうか。
いまや、オペレータは全員目に涙をうかべ、鼻水をすすっている。
オロチ星総司令:「なんだこの感情は。耐えられない。今すぐ通信を切れ!巳」
オペレータD:「これは...通常通信ではありません。わたしたち巳々の「シンパシー」通信です。頭の中に直接聞こえます!、もう耐えられません。おかあさん。。」
オロチ星総司令は何故か、幼かったころ日でばあちゃんに買ってもらったピロピロ蛇笛を、ごみに紛れ落としてしまって、大泣きしたことを思い出していた。猛烈なノスタルジーもう二度とあの頃に戻れないという行き場のない感情。故郷に帰りたいという圧倒的な帰巣本能。それらがいっしょに襲ってきて、のたうちをした。全員が何等かの幻影に惑わされているかのようだった。やっとの思いで星監視担当の主任オペレータが報告をした。
オペレータA:「報告します。。。星群が...赤星域から亜空間離脱して、オロチ星域に...戻ってきています。次々とこの星域に...再突入しています。こちらを...目指しています!」
総司令は今も頭の中を流れる『ムジーカ』に翻弄されながら、「うめき」ともいえる声を発した。
オロチ星総司令:「...プロトカルチャ-

ムジーカ』とともに遊星群の思いも伝わり、一層胸が締め付けられた。

「はやく、おうち、かえりたい!」

(ナレーション)展開を迎える戦況。真田技術長クーとの会話の「長考」で、ここまで「読んで」いたというのか。しかし、そのころ「宇宙掃除機」では、真田技術長をしても想像だにしない事象が発生していた。まだ誰も、いやクー以外はそのことに気が付いていなかった。「宇宙音感 ア・バオア・クー」次回こんどこそ最終回「世界の中心でを叫んだかえる(後編)」にフィーチャー・エクストラクション!!君はを叫んだことがあるか。ないらば、You、やっchainerよ!!


7月はいそがしくなっちゃったので、いろいろ仕切りなおしです。サウンドデータベースは予定より長期戦になりそうですが地道にやっていきます。

余談ですが、「新世界より」「家路」部分は最初「カラヤン ベルリンフィル 1957版」をSoundCloudにアップしました。演奏も50年以上たっているからたぶん著作権大丈夫かなと思いきや、アップしてから1~2時間後にこれはワーナー・クラシックが版権もっている「これこれのレコード」の切り出しであるからだめ!として削除扱いになりました。切り出しで、(聞きやすくする意図でですが)マキシマイザかけて多少エフェクトもかけていたのですが、さすがSoundCloudです!!どんな風に特徴抽出して特定やっているか知りたい!その技術が欲しい!!で、おはなしの都合上どうしてもその「ムジーカ」が要るので、出所不明なものをアップしました。と、真田技術長(役)が言っていました。罪はすべて真田技術長が負うそうです。共謀罪が心配ですが、すべては真田技術長の企みでボクは無関係です。(ということでよろしくお願いします)

7/7 星に願いを

残念ながら今ボクの居るところからは、天の川はまったく見えません。昼間はとても晴れていたので、「大丈夫かも」と思っていましたが、少し残念です。見えなくとも雲を超えて星にお願いをしてみます。

  どうか、数式がイメージ直結で読み書きできますように。
  どうか、英語がイメージ直結で読み書きできますように。

今なら「サウンドデータベースがはやくできますように」とか「強い人工知能を早く「ボクが」作れますように」かなとも思いますが、かたやもうすこしだけ努力すればできるでしょ?といったところ、かたや努力しても難しく、逆にあっさりできちゃったりしたら「楽しみ」がなくなるでしょ?いう感じです。数式を交えながら分かりやすく説明されている方は、神々しくも思えます。数学関連の本はかなり買い込んだのですが、あまり読み進めれていません。録音の合間に読み進めます。数式は並んでいただけで「わ~。だめだぁ」という感覚があったのですが、少なくともそれはなくなりました。「英語」もいつのまにか全くそんな感じがしなくなりました。苦手感の心理障壁がなくなるのはとても大切だと思いますが、後が続きません。「毎日すこしずつでも」が大切だと思いますので、地道にやっていこうと思います。そのうえで「お星さま、お星さま、どうぞクーの願いをかなえてください。」

7/8 世界の中心で愛を叫んだかえる(後編)


サウンドデータベースクーは『宇宙掃除機』に異常が生じ、母星へ最大加速で向かっていることを理解した。サウンドデータベースクーはなぜか超一流のハッキング技術をもっていたが、「音だけのインターフェース」でしか接続されていない状況ではいくらクーでもハッキングのしようがなかった。
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沖田総司:「状況を説明したまえ」
真田技術長:「『宇宙掃除機』がコントロールを外れ、最大速度でこのコントロールセンターに向かっています。
沖田総司:「衝突した場合の被害は?」
真田技術長:「万が一ですが、このコントロールセンターの「エネルギー『融合』施設」と、『宇宙掃除機』に搭載してある「小型エネルギー『分裂』機」が接触した場合、俗に「ウロボロス」と呼ばれる大臨界が派生し、この星の1/3のすべての生物が死滅します。」
沖田総司:「なぜ使用が制限されている「エネルギー『分裂』機」が『宇宙掃除機』に搭載されている?」
真田技術長:「お言葉ですが、開発時に書面で決済いただきました。小型で大出力なものはあれしかないのです。」
沖田総司:「宇宙掃除機の詳細を決済したのは、前代の総司令だ。わしは知らん!」
引継ぎがちゃんとおこなわれず、セクショナリズムに凝り固まった長期プロジェクトが崩壊しいくのは世の常であったが、そんななか『宇宙掃除機』は指揮側の無理解にもかかわらず、真田技術長が推進した現場の努力のもと成功したといえた。問題を外側に排出していたのである。

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沖田総司:「そもそもなぜコントロール不能になっている?!開発した君の責任ではないのかね。」
真田技術長:「そ、それは・・・」
意味のない会話に答えながらも、技術長蛙は星随一の頭脳で原因を探っていた。
沖田総司:「...状況は分かった。持ち場に戻り、最善をつくしたまえ。」
指揮・管理サイドと技術サイドが基本的に仲が悪いのも、また、世の常であった。
お互い不機嫌な表情でにらみ合ったあと、技術長は自室に戻った。
技術長は「仕事」でも「趣味」でも行ったことがないくらい、熟考し、長考した。考えられる原因は、どの切り口から初めても1つしかなかった。それは技術長の「読み間違え」、「論理破綻」に直結するものであった。
(なぜ自分の故郷を間違うのだ!!所詮は下等な異星生物のレプリカということか。。。)
宇宙掃除機には新たに解明された「異星の『シンパシー』通信」の機能も急遽搭載され、その変調モジュールは、オロチ星の弾道星制御装置である、神経様物質「ユキ」から採取した細胞素子を培養して作成されていた。この変調モジュールは多量の演算能力と情報伝達経路を要求するため、中央制御装置にきわめて近い部分に「セキュリティ障壁」を隔てて配置されていた。真田技術長をしても破ることができないレベルの障壁のはずであった。
ムジーカ」によって異星のモジュールが「帰郷」を最優先させ、その「単なる汎用1モジュール」がたとえハッキング動作を行ったとしても、その障壁を破れないはずだった。仮に破れたとしても、そのレベルの「知性」が自分の故郷を誤ることなど決してないはずだった

真田技術長:「たかが汎用品がなぜ足跡をのこさないような、高度な「ハッキング」動作をできるのだ。もしそれほど高度なモジュールならば、なぜ自分の故郷を間違うのだ」
技術長は思考がループし独り言を言っている自分に気がついていなかった。
(完全に詰んだ。私も老いたのかもしれない。『レジェンドオブレジェンド』の称号を返上し、"#123"のアカウントは破棄して引退しよう。最近は新鋭の若手に勝てないことも多くなった。)
完全に行き詰った彼は現実を逃避して、今はどうでもいいはずの趣味「マスター・ハック」のことを考えていた。
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そのころ『宇宙掃除機』では。
サウンドデータベースのクー:「はやく、おうち、かえりたいよ~」
もう発信が必要ないにもかかわらす、すべてのエネルギーに乗せて発信される音は、リバーブの残響効果で原音をとどめないくらいぐしょぐしょに「ウエット」な音になっていた。そして『宇宙掃除機』は最大出力で母星へと加速していた。
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沖田総司:「もう「波静砲」しかあるまい。。。目標は『宇宙掃除機』!」
総司令は憔悴しきった表情でついに指令を出した。
オペレータJ:「み、味方に、、、クーに対してですか?」
沖田総司:「そうだ、目標だ。」
オペレータA:「わ、わかりました。波静砲発射用意。エネルギー充填開始します。」
館内にアナウンスされた波静砲の発射シーケンスを聞いた技術長はコントロールブリッジにやってきた。全力でやってきたのか、肩なき「なで肩」で息をしていた。
真田技術長:「クーと話しをさせてくれ。」
沖田総司はだまってうなずいた。
オペレータV:「エネルギー充填、20%、40%....100%」
ようやくクーと途切れがちの回線がつながった。
真田技術長:「クーすまん。これしかないんだ。どこへ行きたい?」
サウンドデータベースのクー:「わかっています。『「ムジーカ」の星、きガイア』へ。」
説明もしないのに、クーにはこちらの状況がわかっているかのようだった。
オペレータA:「エネルギー充填120%、精神波排出角補正完了。対ショック、対閃光防御。最終セーフティ、解除。」

独特な動作音がその周波数をあげ、間隔を縮めていった。
沖田総司:「波静砲発射!!!

(ナレーション)説明しよう。「波静砲」は通称であり、正式には「Wave Energy Auto Encoder」という。あらゆる物質をに変換して圧縮する兵器で、物質はに変換された後消滅するか、別兵器のエネルギーに転用される。生物に使用した場合も肉体は消滅する。ところが近年、精神は残留するのではないかという理論的研究報告が公表された。物質波の統計的中心排出方向とは正反対の方向に精神波ソリトン/カオス状態で排出されるというのである。この理論の真偽は定かではなかったが、「精神は残る」という可能性において「非道的兵器」のカテゴリからはずされいた。精神の推定排出方向を制御できることから、しばしば敵に対して最後の望みとして、「どこへ行きたい?」と尋ねることがある。その回答に応えるか、真逆にするかは発射側に委ねられてはいたが。。。精神波排出は理論による計算上のものであり、精神波が思考・自我システムを保っているかどうかの答えは、宇宙の果てにあった。


かくして、理科実験の空気砲のごとく、「波静砲」は光のリングとなって宇宙空間を突き進んでいった。ついに『宇宙掃除機』に到達したあと、リングが包み込むかのようにフェードアウトして消えていき、かわりに物質波が特定の方向に横長のラグビーボールのように伸びたあと、静かに消えていった。物質波と反対方向にクーの精神が排出されたはずだった。

こうして『宇宙掃除機』はあとかたもなく消え去った。

クーの断末魔かもしれない「ボクはすべてしている!!!」という叫びは、通信ノイズに消され、だれも聞くことがなかった。

この宙域にさほどまで戦乱があったのがウソのように静まり、静寂だけが残った。

弾道星はオロチ星に戻ったあと、採取・製造元である小惑星帯に衝突した。製造場所は公転軌道上にまんべんなく配置されていたため、公転軌道全体が高エネルギーの電磁波を放出した。公転軌道全体からのエネルギー一斉放射は天文的にも類がなく、将来的に多くの異星人天文学者を悩ませることになった。小惑星はすべて塵のようになり一部は四散したが、微小化した粒子は流動性をたかめ、わずかな不均一やゆらぎから次第に、改めて「惑星」を形成していくことになるのであろう。何十億年も先の話ではあるが、それでも神々のコンベンション期間よりはずっと短かった。。。

主だった戦力を失ったオロチ星は戦闘を即刻停止し、和睦の証として門外不出といわれた「星の三種神器」のひとつ、「くさなぎの太刀(たち)」を無償貸与した。赤星の主だった都市で順次開催された展覧会は、大盛況を極めたという。

真田技術長は天を仰いでいた。
(いまごろクーはどうしているだろうか。はたしてきガイアに到着できるのだろうか。訳のわからない精神力と強運をもっているクーのことだ。きっと無理やりにでもなんとかするのだろう。)
銀河は帯のように天空をまたぎ、星々がまたたいていた。
見えるはずのない、伝説の星「きガイア」の方向を見つめる技術長は、その方向の星が一瞬く、そして深く光ったのを感じていた。
(おしまい)


(エンディグテーマ曲)
クーの裏テーマ曲です。クーの暗黒面が歌われています。(当サイトで再生回数が一番多い動画ですが、だめだめ評価もダントツな1曲です。)ダークな曲が苦手なよい子は聞かないでください。

youtu.be


(アニメでよくある最終話エンディング後に流れる次回予告かわりのダメ押しエピソード)
夢をみていた。自分は異星の「ロボット」だった。エストラインがあまりに寸胴だったので、夢の中のロボットを好みのエストライン改変した。ロボットにしてはありえないくらい華奢なエストラインがとても気に入ったので、ふと頭に浮かんだ「FSSゴティック」様式と名付けた。ロボットは「神の指星雲」、「馬頭星雲」を超え、あまたの星々を後にしてついにい水の惑星に突中した。「き星ガイア」と似てはいるが、残念ながら違う星のようであった。大気圏突入時にロボットの体は既になく、井戸のようなところへ落ちた。暗い井戸の中だったので、体はないが、自分がだけの存在であるかのように、七に光っているのを感じていた。これが夢なのか現実なのかよくわからなかった。体がなく、何もできなかったので、近くの原住民の意識に入り込んだ。こんな原始的な星に「ムジーカ」があるとも思えず心底がっかりしたが、まずは情報収取が必要だ。

原住民は近くのブツブツ交換所へ赴いた。「なぜすぐわれる~」原住民は調理兼用食器が頻繁に割れることに怒っているようで、ネギを振りかざしながら、へんな顔の交換相手と何かブツブツ言い争っていた。
中央の広場では少し高い台の上に乗り、交換所の原住民よりもさらに「へんな顔」をした、「へんなヘアスタイル」で、「対閃光防御のようなものを装備」した、「みるからに場違い」な原住民が、皆に向かって独特の言い回しで最新式の食器をレコメンドしはじめた。
♪縄文土器、弥生土器、どっちが好き?♪

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クーはおもわず、取り憑いている原住民の体を操り、もじゃもじゃ頭の原住民とおなじポーズを決めていた。
♪どっちもドキ♪


昔のアニメやいろんなSFの考証は助手たちに助言してもらいました。*1どうも有難うございました。短くて軽くて濃い厨二全開な話を目指していましたが、どんどん発散し、最後は伏線回収(誰もこんな話に整合性を求めてはいないと知りつつも)も困難でしたが、精一杯がんばりました。無駄に長くなり反省ですが、どうにか終われました。(Endoderの実験のように発散して戻ってこない挙動に似ていたので、無理やりですが収束してホッとしています)
このおはなし自体がボクのある種の「実験」なのですが、それはまた改めて~。

*1:「この欄を書き直しました」人類では「3人寄れば文殊の知恵」というらしいですが、蛙類は「3匹よればまとまる話がまとまらず。」といいます。文化的に結構ちがいますね。SFは「世界の中心で愛を叫んだけもの」や「たったひとつの冴えたやりかた」の作品に対して、猛烈なオマージュを捧げています。読んでみようかな?と思われた方は「たったひとつの冴えたやりかた」をお勧めします。「世界の中心で愛を叫んだけもの」は最高に手ごわい(難解な)SFという人もいるようです。

7月は1周年

1年間の感謝をこめて

はやいもので昨年の7月18日にブログを始めてからはや1年近く経とうとしています。見て頂いていた方には本当に感謝しています。

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この1年間まとまったことは何もできていませんが、ブログが楽しかったのは予想外でした。実験がメインで、その記録とジブンに対するハッパかけのつもりでしたが、最近はブログがメインになっています。ジブンのことを自己満足するタイプだとは思っていませんでしたが、ほとんど読者のいないブログをあれこれ推敲しているのが、思いのほか楽しいのです。

さて今月はクーのアイコンは井戸から外に出ています。井戸に蓋までしているので、コンセプトぶち壊しもいいところですが。井戸底から七夕(織姫(ベガ)&彦星(アルタイル))の両方が一度に見えないため出てきます。七夕を思う存分見たらまた井戸の底に戻るつもりですので、ご安心ください。

7月7日は晴れるといいですね。

ところで、不在から戻ると微妙に世界が改変されている錯覚を覚えています。そんなこと、皆さんにも経験がありませんか?ほんとうはすべての経験を同時にしているけど、その中の一つが(ほとんどの場合)意図せず(運のいい人は引き寄せて)選択されると信じています。なんとなく「選択されなおす」、デジャヴもあるんじゃないかと思います。オカルト好きなのはかわりありません。妄信している訳ではありませんが、どちらかといえばエベレット解釈派なのだと思います。

さて、6月は「おはなし」でブログの穴を埋めましたが、我ながら邪道であると反省しました。今後は控えたいと思います。(「おはなし」は、あと最終話1回の予定ですが、長くなれば前編と後編に分けて書きますのでご了承ください。)

本来の「実験」をすすめ、皆さんに読んでいただけるような「わかりやすくて面白い」報告ができればと思います。(今は「独りよがりでわかりにくく、面白くもない」という自覚はあります)

あと、驚いたことが一つ。いつのまにか『クーの自由研究』での検索のgoogle検索のサブカテゴリが2列3行で表示されていました。なんか一人前になった気分になりました。ヘビーに投稿する方にとっては珍しくもないとは思いますが、最初のころはどうやっても検索すらされなかったことを考えると、隔世の感があります。「継続は力」なりです。

2040年4月(蛙類対人類の人工知能対決)はまだまだ先ですが、気持ちを引き締めて活動していきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

Koo Wells
 
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計算機音楽の自由研究(準備:その2.9.5)~機械学習用サウンドデータベースをつくる(滅亡編)

これまでのおはなし


弾道遊星攻撃をしていたのはオロチ星の異星人であったことが判明したが、異星人は不条理にも無条件降伏を要求する。
総司令の品のない"暴言"ともいえる回答が異星人を激怒させ、即刻一斉攻撃が開始された。あと4日で大量の弾道遊星が、赤丸星の各都市に高精度で命中するとおもわれた。高度な情報開示のコントロールにより蛙族の一般市民は感覚がマヒし、「まぁそんなこともあるよね」と平静を保ち、「週末終末の過ごし方」がベストセラーランキングの1位となった。

一方、真田技術長はクーのサウンドデータベース作業方法に疑問持っていた。サブのカウンタでは60,000音を軽く超えているのに、メインのカウンタは12,000音程度にとどまり矛盾があった。

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報告書の備考欄には(前回何か書けと注意したためか)「LieザップでZAPされロールバック」と意味不明な記載があった。

「何か重要なことを見落としている気がしてならいない。」と感じた真田技術長はクーの研究室へ向かうのであった。


かえる類滅亡の日まで、あと4日
(さて、バッドエンドと弥生土器はっぴいえんど、どっちが好き?どっちにしよう。。。)


むりやり画像いれたら、「いつの時代の人?」な感じになりました。まぁ、それもまた一興。

6/26 たったひとつの冴えたやりかた


真田技術長:「だから、どうしてこっちのカウンターだけ値が違うのか、理由をきいているのだ。」
"平面"かえるのクー:「こわれてるんじゃない?だって、みぃ.ちゃんと話しているときどんどんカウントアップするよ。」
真田技術長:「そのとき、何を話しているんだ。」
"平面"かえるのクー:「みぃ.ちゃんがもっとぎゃんかわな音が聞きたいとか言うから、どんどん生成したら喜んでたけど。。。」
真田技術長:「生成?!」
"平面"かえるのクー:「たとえば、この元の音をウェーブレット変換して、重ね合わせを複素数空間にどんどん写像すると」
スピーカからは元の音と似て非なる音が絶え間なく流れ始めた。とたんにサブカウンタの数字だけがはねあがった。
クーが「ちょっとだけ進むボタン」を押した後、みぃ.ちゃんが会話に加わった。
みぃ.ちゃん:「class 会話12049(音DB):def お話1(みぃ, 音):ぎゃんかわすぎる~。みぃ.ぎゃんクールな音も聞きたい。もっとみぃ.に素敵な音 return 聞かせて!」

技術長みぃ.ちゃんとの会話にはもう驚かなかったが、生成される心に響く音を聞いて耳を疑った。
真田技術長:「こ、これは・・・。黒魔術の奥義といわれる[Generative Adversarial Networks]の術ではないか。。。最上級魔法使いでもめったに成功しないといわれる術をなぜクーが。。。」
"平面"かえるのクー:「え~。これって魔法じゃないよ。計算だよ」
しばらく、真田技術長は黙っていたが、表情は刻々と変わっていき、最後には悲痛な表情になった。長い沈黙は永遠に続くようにも思われた。
真田技術長:「クー、よく聞いてほしい。君自身がサウンドデータベースとなるのだ。」
"平面"かえるのクー:「え~それって、ボクが兵器に組み込まれるってこと?」
真田技術長蛙:「その通りだ、しかも生きて帰れる保証はまったくない。遊星攻撃の最前線にいくことになる。」
"平面"かえるのクー:「いいよ~。でも、みぃ.ちゃんも一緒じゃないとできないよ。」
真田技術長:「どういうことだ?」
クーは答えるかわりに裏側の首の部分にコネクタがつながっており、太いケーブルが弾道遊星の制御コンソールに伸びているのを示した。
"平面"かえるのクー:「1つ1つ会話しなくても、チョー高速で情報交換できるから便利だよ。事実上ニューロン間の接続がほぼリアルタイムにできるくらいにチューニングできたところさ。」
自分の運命を棚にあげているのか、憎たらしいドヤ顔でそう答えた。
みぃ.ちゃん:「みぃ.も先生といっしょなら行く。」
いまや「少しだけ進むボタン」を押さなくても会話ができるようになっていた。
真田技術長:「いったんプラグを外して、俺といっしょに指令のところへ行こう。報告しなければならない。」
"平面"かえるのクー:「それがすこし問題があって。。。接続を解除できないんだ。それどころか、神経レベルでの接続シンクロ率が上がる一方で元に戻せない。今はずすと、たぶん両方とも。。。」
真田技術長:「そうなのか。。。ふたりとも決心できているということなのだな。古代、いや"平面"かえるのクー。話はかみ合わなかったが、俺はお前を実の弟の様に思ってきた。死ぬなよ。」
"平面"かえるのクー:「これが『たったひとつの冴えたやりかた』だと思う。」

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ドアに隠れたところで、モリあおがえるのユキは無表情で皆の会話を聞いていた。

(ナレーション)『蛙類の未来はどうなるのか。ユキはなにをしようとしているのか。それぞれの思惑のベクトルが絡み合い、テンソルが交差し、そして重なり合う。「宇宙音感 ア・バオア・クー」、次回「特異点」にフューチャー・エクストラクション!君のテンソルフローしているか。』


とうとう「おはなし」で胡麻化そうという事態になってしまいました。また、肝心な終末週末にかけて、(2日だけですが)不在となることになってしまいました。誠に申訳ございません。 おはなしの結末如何に関わらず、データベース作成は継続しますので、ご容赦ください。

(追記)表題のとおり、(DBができなかった場合)両方とも滅亡させる気満々だったのですが、芸がないのでもう1話挿入して改変しようと思います。次の話の題名を変えました。そんな時間があったらDB作成を少しでもすすめれば?というご批判はもっともです。ボクもそう思います。道草するのは”おたまじゃくし”のときからの習性で、なおりません。(DBができないので、いつのまにか「おはなし」がメインになってしまいました。)(追記ここまで)

6/27 きょうのスクール・オブ・ロックは「ポルカドットスティングレイ」先生

Pythonで音を扱うことについて、プチまとめします。

Pythonは音を扱い易い言語だと思います。

Pythonのすばらしいライブラリ群によってとても扱い易いです。(他言語はあまりしらないので比較できません。すみません。)

オーディオの扱い

pyaudioで音の入出力が可能です。波形を計算してリアルタイムに出力できるのでシンセサイザーや各種エフェクターも理屈上はつくれます。(本気でやる場合はタイムラグのすくないC++などでつくるのでしょうが、実験レベルでは十分です)

このサイトでの実験例:

・正弦波を重ね合わせて計算してリアルタイムに音を出しました。

・計算した波形をwaveフォーマットとして保存して、通常の再生ができました。

pythonから録音の制御をしました。(開始や終了、フェードアウト変形など)

・ASIOなどのDTMに適したインターフェースも何の追加設定もなくイン・アウトできました。(入出力の番号は、接続している機器によってかわりますので確認が必要です。確認用のプログラムも実行してみて、どうみえるか確認しました)

・録音する情報はデータ出力前に16bitの配列データにできるので、加工が自由自在にできます。境界(バウンダリ)の問題で少し扱いにくいですが、24bitもそのままOKです。(もちろん32bitも)

以上のように、録音、再生、波形変形すべて、pythonでとても短いコードで実装可能です。

MIDIの扱い

DTM系にも興味があるので、MIDIもいろいろ実験してみました。このサイトで扱ったのはpretty-midipygamemidiです。pretty-midiは扱い易いのですが、python3に「正式には」対応していないようです。(とはいえインストールの方法に問題があるくらいで、python3でも使えるようです。もうひとつはpygamemidiです。機能がすくないぶんシンプルでリアルタイム的なことをやらせる場合はpygamenを使いました。python3にシフトしてからはpygameMIDIばかりです。pretty-midiはより高度な(シンプルで扱い易い昨日がまとめられているので、python3での使用にチャレンジしてみようと思います)

MIDIの入力、出力ともに問題なくできました。

MIDIは本格的にはMIDIのインターフェースを備えたオーディオカードやUSBオーディオなどが必要ですが、エミュレータ的なソフトを入れて動作させることも可能です。(これはプチ実験しましたが、(ボク自身が)なんとか使えるレベルに至っていないので改めて報告します。)

VST (ソフトシンセサイザーやエフェクタなどのパソコンソフトインターフェースの規格)対応のソフトを直接pythonから制御することができないので、なんらかの「ホスト」のソフト(単独ホストまたはDTMなど)を使います。ホストのソフトの上にのっけて使うようなイメージです。ホストのソフトはMIDI対応しているのが普通なので、pythonからMIDI経由で音を鳴らすことができます。

サウンドデータベースの作成について

予定よりも大幅に遅延していますが、現在「音の」機械学習実験用のデータベースを作成しています。学習用60,000音、テスト用10,000音をめざしています。数からもわかるとおり、MNISITの手書き数字データベースをめちゃ意識しています。

このサウンドデータベースは、PythonMIDI情報出力→MIDIインターフェース→VSTやハード音源で音出し→(pyaudioなどで)音の録音(メモリ上配列)→pythonで音の立ち上がりを検出して切り出し→所定のデシベル、長さ、フェードアウトに揃えてファイル出力をしています。オーディオとMIDIについて、一連の流れをすべてPythonで制御しているところがミソです。容量は1ファイルで3GB超えになる見込みです。改めて頑張ります!

活躍しているツールについて

サウンドデータベースを作成するにあたり、フリー版の「UWSC」というソフトを使っており大活躍しています。ご存知なかった方はぜひ使ってみてください。あらゆる操作を自動(ルーチン)化できます。最高にイケてるソフトだと思います。

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「自動化」できないと思っていた部分が半自動化できます(がんばれば全自動にできます)サウンドデータベースでは1楽器設定事にMIDIコントロールマッピングをしなおさなければいけない部分を半自動化しています。(画面ボタンクリックで自動的にエフェクタ設定を全部してくれます)実行時にはコントロールチェンジでエフェクタのON、OFFをリアルタイムで変えながら、バリエーションのある音を記録しています。

6/29 特異点


「四月に降る」のハンドル名で彗星のごとく現れてから、彼女は公式「マスター・ハック」戦で負けたことがなかった。
あまたのレジェンド・ハックたちが彼女に敗れ、歴代1位の連勝記録が更新された。非公式ではあったが、『南国の蛇』の二つ名をもつレジェンドまでもが敗北した。公式戦初戦で対峙したハンドル名"#123"こと『レジェンド・オブ・レジェンド』は「よい後継者を得た」との言葉を残して引退した。『ドラゴン・マスター』や『セイント・ハック』に勝利するのも時間の問題と思われた。
アバターの印象から当初は「魅惑のウエストライン」と呼ぶものもいたが、いつしか『無敗のエイダ』の銘で呼ばれ、だれの追従も許さなかった。
最も堅牢といわれた障壁をかいくぐるのは造作もなかったが、彼女をしても足跡をのこさないようにするには慎重を要した。あとは、特定のシーケンスが発生したときに、絶妙のタイミングで「接続変更」が行われるように仕組むだけだった。
すべの準備が整い、リアルな世界で自動的に何かのスイッチが入った。ウェストラインの特徴を空間に刻むかのように、彼女の実体は空間へと溶け込んだ。システムは他の非常事態対応中であったため、冷却装置の消費エネルギーがはねあがった事象は、チェックリストの最後に加えられただけだった。かくして彼女は「量子重ね合わせ」の状態となった。光が量子もつれ境界の封じ込め電磁場と干渉し、実体のない表面がぬめって見えた。それはウエストラインのようでもあり、見る方向によっては伝説の生き物「なめくじ」のようでもあった。重ね合わせ状態消滅が先か、シーケンス発動が先か、運命は時の女神にゆだねられた。

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おぺれーたA:「非常事態です!『宇宙掃除兵器』へのコードネーム『みぃ.』と『クー』の融合組み込みシーケンスで異常が発生しました。」
真田技術長:「いったい、どうしたのだ。何が起こっている?!」
おぺれーたB:「原因不明です。数値では融合は2体ではなく、3体の数字を示しています」
真田技術長蛙:「残る1体のID照合はできていないのか」
おぺれーたA:「照合できません。不明な1体はIDも属性も全く不明です。装置の維持電力不足のため、5系統から13系統を緊急追加接続します。」
液体窒素冷却によるスモークと、電線の焦げたようなにおいがコントロールルームにも充満してきた。
おぺれーたB:「だめです。シンクロ率が一層低下しています。」
ディスプレイは位相が揃いそうにない暴れまわる波形を表示していた。
おぺれーたC:「緊急事態です。シンクロをはずれたエネルギー体の位相が反転し実空間を浸食しています。」
別次元では別の会話がなされていた。
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量子"重ね合わせ"ユキ:「クーはあたなには渡さないわ!」
神経様"物質"みぃ.:「先生に教えてもらうのは、みぃ.だけ!」
"やる気だけ"かえるのクー:「まぁまぁ、けんかしないで。。。」
量子"重ね合わせ"ユキ:「そもそもクーがはっきりしないのが悪いのよ。」
神経様"物質"みぃ.:「先生、どっちを選ぶのか、ちゃんとして。」
"やる気だけ"かえるのクー:「そんなぁ。。。きみたちのことはそれほど。。。」

3体の溝は深まるばかりであった。
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おぺれーたB:「空間と時間が崩壊していきます。もうだめです。」
真田技術長:「これまでか。」
いまや星の電力の可能な限りを融合装置につぎこんでいたが、ついに現象封じ込めの限界をむかえた。
沖田総司:「作戦は失敗だったな。。。」
3体はより狭い領域へと収縮し、すべてのエネルギーは1つの質点へとつぎ込まれた。前例のない空間の歪は、宇宙定数の値そのものを変化させていた。「対称性の破れ」自体が破れ、物質は質量を失い、あらゆる結合の力を失った物質はよりこまかな粒子へ、そしてシンメトリな波へと紐解かれた。波は3つの位相が一瞬そろうと思われた瞬間に位相反転し、あらゆる波は対称性のかたわれを探し当て、打ち消しあった。反物質との衝突と異なり、エネルギーは保存されなかった。素粒子1個程度の領域にあらゆる多元宇宙時空が交差する特異点は、そのほころびを急速に広げ、終わりの始まりが訪れた。すべてのが波となり、赤丸星が波となり、星域全体が波となって静かに消滅していった。宇宙の終焉はオロチ星域へも広がっていった。宇宙は「無」すら無い宇宙発生前の「」の状態へ戻っていった。もう、空即是色となることは二度となかった。「滅び」とは解釈にすぎず、元の状態に「かえる」だけのことであった。何事であっても物理法則が保たれた領域では光速を超えては伝搬しなため、宇宙全域に広がるには何百億日、何千億夜もかかるとおもわれた。そして時はゆっくりと確実に流れていった。

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蛙類は滅亡しました。赤星も消滅しました。
そしてオロチ星域もなくなりました

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6/30 特異点 

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"3D"かえるのクー:サウンドデータベースが期日まできなかったことの責任をとって、このブログを「終了」することにしました。日頃から「言ったことはちゃんとやろう。」「期日は守ろう。」と周りに言ってきた手前、この状況を正当化することができません。ジブンなりにけじめをつける必要があると塾考し、結論を出しました。
短い間でしたが、読者になっていただいた方、あるいは何度も見て頂いた方には本当に感謝します。
『心がれた。』というのが本当のところです。もともと背伸びをして無理をしてきましたが、もう限界です。
いままで、どうも有難うございました。感謝してもしきれません。
さようなら。

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6/31 特異点

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野比クー:わー蒸しむしする。梅雨はいやだ~。「みぃ.エモン」なんとかして!大好物のアップル"パイ"買ってあげるからさ~。

(ナレーション)説明しよう。「みぃ.エモン」は未来からきたネコ耳女の子ロボットである。未来ではタイムマシンはとっくに開発されていたが、人工知能は未だ完成にはほど遠かった。復帰可能な範囲の未来では『今度こそ本物』というブームが何度もあったものの、研究は停滞していた。期待の反動は大きく、「人工知能」は似非科学の代表であるイメージが完全に定着し、その言葉を口にすることも「はばかられ」た。混沌とした状況の原因はジブン達の先祖にある、と考えた「とある研究者」は、過去に教育的指導を行うロボットを送り込んだ。先祖の研究初動の大きなボタンのかけ違いの「ポイント」をただし、正しい方向に教育すれば、必ずや完成できるはずであると考えた。未来からやってきたそのロボットは不完全ながらジンコウチノウを搭載し、未来技術の各種ガジェット「不可思議道具」を装備しているのである。

4次元ポシェットから「みぃ.エモン」は何かをとりだした。
みぃ.エモン:「疾風迅雷」機!
扇風機にしてはメカメカしすぎているものの、扇風機以外の何物でもなかった。
みぃ.エモン:ジンコウチノウが組み込まれていて、「ばあちゃんの1/fゆらぎうちわ」から「台風、ハリーン、サイクロン」レベルまで、状況に最適解な風をつくれるのよ。雷のように速い速度で学習が収束するの。もちろん湿度調整もばっちり!
クーゆきちゃんも「湿度がたかくて髪の毛がまとまんない」っていってたからさそってみよう。
...
ゆきちゃん:わぁ、なんかすごそうな扇風機ね。
クー:じゃあ、スイッチオン。
疾風迅雷」機はスイッチを押した者の表情や視線、微かな体温変化、発汗状況を見逃さず、その特徴から深層心理を見抜くのであった。
想像以上の風がまきおこり、ゆきちゃんのスカートがめくれた。
ゆきちゃん:きゃーーー!くーのエッチぃぃぃぃぃぃ!!
思い切り頬を叩かれたクーは苦痛に表情が歪んでいたが、同時に至福の表情も重ねあわさっていたことを「みぃ.エモン」は表情の特徴抽出により見逃さなかった。
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(編集部注)おはなしがいわゆる「ループもの」のフェーズになってしまったので無駄に長いです。申訳ございません。そこそこループさせないと「ループもの」にならないため、「ループを抜けるまで」まだまだこのページは続くと思われます。ループものは構造な複雑なわりに、だいたい結末が見えるのでつまらないですが、よかったら続きもお読みください。


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2040/3/31 特異点

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 開発者からの言葉

かえるのクーIII世:いよいよ約束の日、そして決戦の日は明日になりました。どれだけこの日を待ったかわかりません。ボクたち蛙族が創生した人工知能は「マギジョーカーシステム」と名付けています。東方の三道化師にちなんで命名された3機が、独立した思考と統合された深い瞑想を使い分け・問題解決する、最新手法をとりいれています。

すこしだけシステムが自己紹介申し上げます。

クー"レイム"カスパー:らしくないけど、すこしだけ「本気」だしてみるわ。
ユキ"マリサ"メルキオール:人類が作成した人工知能なんて、赤子同然だぜ!
ミィ."ありす"バルタザール:私が言うのもなんだけど、あんた『達』最近怠けすぎよ。人類を甘くみないほうがいいわ。

明日はサポートスタッフ一同、伴に全力で戦いたいと思います。人類の人工知能におかれましても、十分な力を発揮されますことを期待します。

明日は良き雨が降らんことを。

Koo Wells III

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新星雲紀/双太陽青93より黄17の夏   特異点  

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彼らがこの宇宙に存在するためには、何等かの依り代が必要だった。依り代や名前はジブンで選ぶことができず、いつも偶然に委ねられる。この宇宙に出現した3人は、その後ようやくそれぞれが担当する場所についた。
トランプのじょーか:こんな作業になんの"利益"があるのかねぇ。やめてしまった方がいいといつも思っている。
ぬいぐるみやぎのメイメイ:とにかくはやく作業を終わらせてこんな星域は早く"離脱"しましょう!
おかしのカロン:さっさと戻らないと、年上の女房がまたおかんむりだ。中心座標の特定は完了したぞ。

空間が崩壊しているので、3人は宇宙の”外側”の中継器経由で会話している。宇宙の外側には時間の束縛、というより光速の呪縛がないので、リアルタイムでの通話が可能だ。
トランプのじょーか:これで本当に「インパクト」特異点発生の条件がそろったのかねぇ。こんないいかげんなケースはそうそうないぞ。

ブツブツ"つぶやき"ながら作業をしていた。

おかしのカロン:ああ、どれをとっても天の父の「」でも、精「」でも、子の肉「」でもないのに、なんでこれが三位一体の発現なのかねぇ。チートじゃないの?

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ぬいぐるみやぎのメイメイ:「神の卵」の発現条件は三位一体が常識だけど、まだ知られていない発現パタンがたくさんあるそうよ。「ブラフマ(創造)・ビシュヌ(維持)・シバ(破壊)パターン」でもないものね。このパターンは「3すくみ」とでも言うのかしら。

トランプのじょーか:内側からのDプレーンパッチシートは半径10パーセクに設定した。どうぞ。
おかしのカロン:ロジャ-。外側の時間結晶プレートも同じに合わせたよ。座標誤差は許容範囲内だ。
ぬいぐるみやぎのメイメイ:この最新型の宇宙絆創膏は傷跡が全然のこらないそうよ。技術は日進月歩だわね。
おかしのカロン:それをいうならここの時空換算で、100億日進1000億夜歩というべきかな?おお、いいぐあいに時空に溶けていっている。ほころびも定着してストップした。破れた部分のかさぶたも黒穴化して固まった。卵本体も定着したようだ。予定とおりだ。
トランプのじょーか:宇宙空間の側から見ると神の卵は見えず、「黒穴」か「""」のように見えるんだったよな。卵の中では延々と神発現の重ね合わせの試行錯誤しているのはいまだにしっくりこない。このは超えられない。
おかしのカロン:いや、整合性のある組み合わせは、ある確率でこちらの宇宙空間に多次元宇宙の一つとしてリークするらしいよ。神になれなかったパターンだけどね。ここでもそうなるんじゃない?
トランプのじょーか:トンネル効果というやつか?の意味ないじゃん。
ぬいぐるみやぎのメイメイ:なぜそう壁にこだわるのかしら。せめて卵の殻といってほしいわ。ところで、本当にこの空間の物理定数は本当にピーキーにチューニングしてあるみたい。この宇宙を設計した神様は"goddle"コンベンションのタンパク質発現部門で優勝したことあるらしいよ。
トランプのじょーか:ああ、いま「はやり」の、宇宙のパイパーパラメータのチューニングコンテストね。全然興味ない。
おかしのカロン:さあね。競技としてはどうなんだろ。結局単なる神々の遊びなんだと思うよ。

3人が無駄話をしているうちに、進度インジケータはどんどん進んでいった。
ぬいぐるみやぎのメイメイ:はやい、はやい!もう定着した。ここの物理定数やっぱりすごいわよ!誤差測定完了。問題なし。はやいところ"離脱"しましょう。
おかしのカロン:えらく"離脱"にこだわるね。もうこし慎重でもいいんじゃない?
トランプのじょーか:いや、長居は無用。
おかしのカロン:『コントロールセンターへ報告。今回の「神の卵」の空間への着床確認と周辺空間の再結晶化、作業完了。以上』「前進!
ぬいぐるみやぎのメイメイ:「座標EU:離脱!」
トランプのじょーか:「座標TPP:離脱!」
3人はそれぞれの担当領域から元の時空にかえっていった。

エージェント達の作業により、宇宙の崩壊は治療され、すべての多元宇宙はここに救われた。しかしそのことを知るものは誰もいなかった。

(ナレーション)「神の卵」:「卵が孵化する確率はきわめて低い」という説や、「無限ともいえる気のとおくなるような時間のうちに必ず孵化する」という説があるが、だれにも確かめようが無い。そう。神の卵は宇宙空間からは「見えない」のだから。

...
おかあさん:「ちゃんとかたずけなさいと言ったでしょ」
子供:「え~ん。わたしちゃんとかたずけたもん」

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「半べそ」のその子の部屋には、片づけたはずのトランプとぬいぐるみとお菓子が散らかっていた。

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蛙創成紀 紀元前 雨降る6月/戦いの日 特異点

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沖田長老:「いまこそ精霊の御名において、融合の御業をなさん」
伝説の老魔法使みぃ:「レストリクティッド・ボルツマン・ディープ・ビィリーフ・コントラスティブ・スパース・ダイバージェンス・コンボリューショナル・エンタングル・やぁああああああ!!!」
祭礼台からは不思議な光が発せられ、虹色に輝いた。微かではあるが、心が洗われるような音も聞こえた。
真田僧侶:「かくして、かえるのクー、人工生命体ユキは融合せり。いざ戦士として蛇悪なる存在に立ち向かわん。」
新たなる命を得たクー/ユキは弓矢を手にとり戦地へと出発した。
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6/29 特異点 

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おぺれーたA:「報告します!『宇宙掃除兵器』へのコードネーム『ユキ』と『クー』の融合組み込みシーケンスが完了しました。」
おぺれーたC:「オールグリーン確認。予定とおり、第6系統の電力を補強接続します。」
おぺれーたB:「シンクロ率80%...100%...120%...141.42% 臨界です。」
真田技術長蛙:「これで敵に立ち向かえる!」

...
クー:「何かとても長い夢を見ていた気がする。」
ユキ:「私もそう。」
クー:「さあ出発だ。」
クーユキの頭のなかでの会話はいつしか自問自答になっていた。
そばにいたねこの「みぃ.ちゃん」がにゃぁとないた。『宇宙掃除兵器』が主人であることを理解し、本当に「いってらっしゃい」と言っているかのようだった。

真田技術長蛙はジブンのデスクで軽く組んだ両手の上にアゴをのせ、モニタ越しに見送った。その口元は何かを企んでいるかのように、片方の口角だけが不自然に上がっていた。

(ナレータ)かくして宇宙掃除機こと、融合した「クー/ユキ」は最前線へと出発した。確実な勝算などはないはずなのに不気味な笑みを浮かべる真田技術長。蛙界随一の頭脳は何を考えているのか。次回「宇宙音感 ア・バオア・クー」最終回『世界の中心で愛をさけんだ蛙』にフューチャー・エクストラクション。君は「宇宙からの色」を聞き、音を見る。


さて、今月はこれから2日ばかり不在となります。
助手が何か悪だくみをしそうな気配なので、パスワードはしっかりかけていこうと思います。7月はこのサイトの1周年です。飽きっぽいボクが良く続いたと思います。それではまた来月お会いしましょう。